パナホームの外壁塗装リフォームのご相談・
お見積をご検討なら相談ください。
外壁塗装リフォーム承り地域
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お読みいただく前に
この『公開!ここまでやりますパナホームの外壁塗装!! Web 外装リフォーム見学会1』は
単に施工前後の遠景写真をご紹介するだけではありません。
離れて見ただけでは分からない作業進行中の様子やポイント、接写写真での工事の仕上がり具合もご覧になれます。
弊社の実際の作業を出来るだけ克明に公開しています。
プロローグ
『外壁塗装は塗装専門会社の方が安くてお得!』とお考えの方が多いようですが、 業者選びは当Webページをご覧いただいてからでも遅くないと思います。
今回のリフォーム見学会は、
1986年築 パナホーム(株)(旧ナショナル住宅産業(株))さんの軽量鉄骨造プレハブ住宅です。
ウィキペディアには、
『プレハブ工法(プレハブこうほう prefabrication method)とは、
あらかじめ部材を工場で生産・加工し、建築現場で加工を行わず組み立てる工法のことです。・・・
耐久性の低さが欠点になることもある。』と気になる記載もありました。
今回のお宅では、外壁塗装だけでなく外壁そのものの改修も実施しています。
とは申しましても、
私たちはパナホームさんの指定工事店ではありません。
建物の種類を問わず扱う一般リフォーム店です。
よく、ハウスメーカーの建物のオーナーさまから
『ハウスメーカーのリフォーム費用は高いのでは?』と聞かれます。
パナホームさんに限らず、ハウスメーカーの建物の部材には、自社ブランド製品が多く、 系列店にだけ供給され、一般店には供給はおろか改修についての情報開示すらしてもらえません。
オーナー様の中には事情通の方もいて
『価格が高いのは自社ブランドの開発費用が価格に転嫁されているから。』とか
『自社ブランド品やノウハウの供与はグループ店にだけにして他が入りづらくしてるのよね。』などと
忌憚無きご意見を述べられますが、外部からはベールに包まれています。
でもこのようなことは、他のハウスメーカーさんでも似たり寄ったりです。
弊社では、オリジナルブランドを使わなくとも 価格と施工品質のバランスが取れた工事を望まれている ハウスメーカーの建物のオーナー様に向け、 リーズナブルな工事のご提供をさせていただいております。
ただ、そういうオーナーさんの目に叶うには、 施工がメーカーさん並にシッカリしていることがボーダーラインとなるわけです。
そんな中、今回の施主様には他の資材メーカーの物を代替活用し、 メーカーと同等以上のリフォーム工事を目指すという弊社の考えをご了承いただいたうえで、 工事をさせていただくこととなりました。
ところが、実際着手すると、新築当初からの造りや納まりにも、 本当に正規工法なのかと疑いたくなる箇所も幾つかあり、 ウィキペディアにあった『耐久性の低さが欠点』の文言が重くのしかかってきました。
その点も、施主様には一部始終をご報告し、 市販資材ながらも在来工法を活用し対応させていただきました。
今回のWebリフォーム見学会では事例にあるような状況にお困りの方のお役に立てればと思い 施主様のご協力をいただいて、ご紹介させていただくものです。
『ハウスメーカー以外のリフォーム業者を探したいけれど、
激安広告や施工前後の遠景写真だけでは判断できない。』
そういうオーナー様に私たちの施工を是非ご覧いただきたいと思います。
さて、ご覧いただくにあたり最初にお断りしておきますが、
『高額工事はステータスだ。』とか
『ただ激安価格を望んでいる。』のような
両極端なお考えの方は、これから先はお読みにならないほうが良いかもしれません。
とても、長いので。
さて、前置が長くなりましたが、今回の建物のご紹介です。
1986年築でピロティーを駐車場として利用しています。
外壁は目の粗い吹き付け塗装のヘッドカット(スタッコ調)仕様です。
煙突飾り(通気口)やドーマ、上階と下階には壁飾りのボーダーもあります。
下の、黄色い丸囲い付近に雨漏りがあります。
ベランダの床の壁を外部から見たところですが、ご覧のように水切りが下がっています。
ベランダ内の手すりの支柱部分のシール破断が原因のようです。
煙突飾り周囲のパネルと出隅(丸囲い部)のシールに劣化が見られます。
外壁部分には何本か幅広の縦線や横線がうっすらと見えます。 近くで見てみましょう。
外壁部はパネルで構成されています。
パネル間はシールが打設後、上から吹き付け塗装がされていますが、亀裂が入っています。
破風板やボーダーのシールは劣化が進み破断箇所もあります。
大屋根・下屋とも平板スレート瓦ですが、苔や藻が生えています。
高圧洗浄だけでは落としにくそうです。
塗膜の端部になる窓との取り合い部に浮きが生じています。
基礎の鉄筋の被りが薄く、所々鉄筋が錆び
爆裂を起こしています。
以上の箇所に注意しながら工事を進めていきます。
それでは、ご覧下さい。
3階建ての高さになると、3人以上で組み立てていくのが理想です。
ピロティーを足場資材の置場として有効活用させていただき、 資材の荷降ろしと、組み立ての二手に分かれて作業を進めます。 住まいるパートナーでは、『足場』の品質は『仕上り』を良くするうえで 重要な位置付けとしています。
滑りやすい丸いパイプに乗る単管抱き足場や 架設に時間の掛かる単管ブラケット足場は、 通常、外壁塗装時には使っていません。
架設作業が素早く確実で、 道具や資材も安心して置ける以下の『クサビ緊結式足場』(『踏み板』方式)を使っています。
クサビ緊結式足場では、クサビ型のシステム部材を手ハンマーでクサビ受けに打ち込んで固定するだけなので、 簡単・確実です。
ピロティー内に置かれた足場部材をご覧下さい。
右側が 『踏み板』 で、道具や資材を置くことができます。
『踏み板』には、外れ止めが付いていて、支柱に固定されたブラケットに確実にロックされます。
弊社での架設はもちろん専門職があたります。
さて、作業は二人が、建物奥から組み立てに取り掛かり、
残りの一人が、部材を以下のように建物周囲に配置していきます。
お昼前まででここまで進みました。
3人以上だと上層階迄、部材をリレーしながら組み立てていけるのでスムーズに組み立てられます。
屋根での作業や塗装がある場合は軒よりも高く架設します。
最後に、転落・落下と塗料等の飛散防止を兼ねて養生メッシュシートを張っていきます。
一日で足場は完成しました。
建物の周囲に余裕が無いと自宅敷地内だけでは足場が掛けられないことがあります。
最近ではそのような住宅が増えてきています。
こちらではお隣りのご協力を得て敷地を使わせていただくことになりました。
お隣り同士、互いに敷地を借りないと足場を掛けられないようなら、 『お互い様』で済みますが、
一方が掛けられないような場合は、仲が悪いと敷地を使わせてもらえません。
普段からのご近所付き合いは大切です。
実際、足場が掛けられず工事ができないケースもあります。
お隣りがご利用になる通路は出来るだけ広くなるように配慮します。
お隣さんには、足場以外にも駐車の件でもお世話になり、 工事中も励ましのお言葉をいただき、お礼申し上げます。
建物洗浄はコンプレッサーを使い、高圧洗浄水で洗い流します。
既存建物の塗膜の劣化、建物の汚れ、錆び等の状況に応じて、 洗浄の工程は前後させます。
水圧の勢いで屋根や壁のコケや藻、汚れ、固着物を洗い落とすので、 通気性のある養生シートだけでは、 水しぶきがお隣まで飛び散ってしまうことがあります。
そんな状態では、洗浄作業はしっかりできません。
そこで、近隣や前面道路と近接している場合は、このように、 メッシュシートの外側に水を通さないシートも二重に張って 作業します。(色が双方とも青なので分かりづらいのですが…) これなら手加減も遠慮もしないで十分に洗浄できます。
この一手間(ひとてま)が仕上がりを高めるのに寄与します。
道路際は一人が通行人や車両に配慮し、作業者に声を掛けながら進めます。
弊社では、高圧洗浄機への給水に、ボールタップ式止水栓備え付けの貯水槽を利用しているので 垂れ流しもなく、水浸しにもなりません。 これは、水洗便器のタンクと同じ構造で、バケツに一定の水が溜まると 自動的に給水が止まる仕組みになっています。
必要な水しか使わないので経済的です。
垂れ流しによる無駄遣いや水浸し(みずびたし)をも気にせず、
建物の汚れ落としに一心集中できます。
高圧洗浄時、下の漏水の原因調査のため
ご主人と小屋裏に上がり東側の外壁と屋根の漏水の状況を確認しました。
丁度妻梁と重なる部分にシミ(写真中央部横架鉄骨の上)を見つけました。 外部を点検すると、外壁パネルはシールの破断部から雨水を吸ってふやけており、
シールを剥がすと、
グラスウールが裏打ちされたパネルは簡単に外れてしまいました。
木下地が傷み、パネルを留める釘が効いていないのです。
外壁パネルの下には、防水シートが無く、雨水が浸み込むと木下地に直接触れる状況です。
腐った間柱の背面にあるのは部屋うち側の内装ボードです。
シールの防水性が損なわれると甚大な被害に繋がりやすい構造です。
冒頭でもお話したようにハウスメーカーの建物では、 オリジナル製品が使われていてグループ店でなければ 手にいれられない場合があります。
今回の外壁パネルもそうです。また、改修方法も開示されていません。
ハウスメーカー住宅ではメンテナンスやリフォーム工事が、
自社グループ内に自然と流れてくる仕組みが構築されているとも言えます。
工事料金が割高だと言われているのも製品の不具合情報が外部へ流れていないのも分かる気がします。
そこで、弊社では在来住宅で用いる方法を活用し改修することにいたしました。
先ず雨水を吸ってふやけたパネル部分を解体撤去します。
新しい間柱を既存の腐っていない間柱部分に抱かせて補強します。
既存パネルと新規パネルを貼る取り合い部には、受け材を留めます。
新規パネルを並べて貼る突き付け部にも受け材をいれて、 断熱材を充填したところです。 このあと、既存パネルとの取り合いには両面防水テープを張り込んだうえで、既存にはなかった防水シートを敷き込んで タッカー留めしました。
既存外壁面は目の粗い吹き付け塗装(スタッコ調)で仕上がっているので、 モルタル塗りして吹き付けするのに、 防水性のあるモルタル下地用パネルを※通常よりも細かなピッチでビス留めしています。
※ビスピッチはパネルの外周部は100㎜とし、 通常の1.5倍の本数で留め、内部は150㎜ピッチで留めました。
こうしておけば、万が一シールが傷んで水が浸み込んでも すぐには建物内部にまで浸透していくことは避けられます。
次に、新規と既存、新規と新規のパネルの突合せ部分に、 専用充填材を2度打ち(二重打ち)し、 硬化後、専用モルタルを塗っていきます。
これは、モルタルの密着度を高める下地処理をしているところです。
専用充填材を打設した目地部には、ファイバーメッシュを
かぶせ、150㎜ピッチでタッカー留めしていきます。
ファイバーメッシュを張り終えたらいよいよモルタルの塗り付けです。
専用モルタルにモルタル接着増強剤を配合して練りこみます。
練り上がったモルタルをいれたバケツは昇降機(ウィンチ)で上げます。
塗り込みはしっかり密着させるようにコテ圧をかけていきます。
先ずは粗付けが終りました。
モルタルのしまりを見ながら、更に大判のファイバーメッシュを全域に伏せこんでいきます。
その後、モルタルの締まり具合を見ながらムラ直しをし、 最後に既存と新規の取り合い部を薄塗り調整用モルタルで馴染ませます。
吹き付け塗装下地の左官が仕上がりました。
乾燥の養生期間に1週間以上おき、十分乾燥させた所です。
乾いたら、既存と補修部分全てに 下地への浸透性に優れ、高いシール効果がある下塗材を塗付していきます。
補修箇所の下塗が終ったところです。 下塗りの乾きを待って翌日パターン付けをします。
パターン付けの範囲が広い場合はコンプレッサーを使ってガン吹きします。
余計な所に飛び散らないように養生します。
吹き付け作業中です。ガンから粒が飛び散っているのが見えますか?
吹き付けが終ったところです。
このあと、ヘッドカットローラーで吹き付けた粒を平らに均していきます。
既存と補修部分の違いが目立たなくなりました。 パネルの突き付け部分も分かりません。
この上に、塗料を中塗り、上塗りと塗り重ねていきます。
仕上がりました。
反対側からはこんな感じです。 パナホームの正規改修方法ではありませんが、
両面防水テープ補強+防水シート+防水モルタル下地パネル+専用防水シール重ね打ち+目地部ファイバーメッシュ+モルタル接着増強剤配合専用モルタル+全面ファイバーメッシュ伏せ込み+浸透性及びシール効果の高い下塗材+耐候形一種塗膜の重ね塗りで仕上げました。
この工法をお聞きいただくだけで、 防水シートも無く、パネルの板間のウレタンシールが切れただけで 雨水が内部に入り込んでしまう元の造りよりも丈夫であることは 一般の方でもお分かりいただけると思います。
上の階のベランダの壁を見たところです。
こちらは同じ場所の下の階から見た上げ裏天井です。
水切りのバーが下がっています。
外壁を剥がしてみると 鉄骨下の木下地は傷み、上げ裏天井を支える釘が効かない状況です。
木下地が腐っていないところまで解体し、 補強を入れて、造り替えます。
モルタル左官用の専用パネルを張り、 パネルの突き付け部分に専用充填材を充填したところです。
専用充填材が硬化したら、専用モルタルを塗っていきます。
養生をし
壁のヒビ割れを防ぐのに、パネルの継ぎ目にファイバーメッシュを留めます。
専用モルタルの粗付けが終ったところです。
モルタルが締まってきたら、モルタルを塗った全域に更にファイバーメッシュを伏せこんでいきます。
そして、既存との取り合い部を薄塗り調整用モルタルで馴染ませます。
これで、塗装下地の完了です。
モルタルの乾燥を十分待って、既存と新規部分共に下塗りします。
更に、新規と既存の壁の取り合い部の柄をぼかすのに、珪砂を混ぜて鎖骨ローラーで転がし、
表面をヘッドカットローラーで均します。
すると、どうでしょうか?
既存と新規部分がぼかされました。
乾いたら塗装中塗り、上塗と進めていきます。
仕上がりをご覧下さい。
塗膜が浮いている箇所を剥がして
含浸性フィーラーを塗り重ねて下地処理します。
硬化を十分待って、段差を補修します。
鎖骨ローラーでパターン付けし、
ヘッドカットローラーで既存の模様と同じようにパターンを潰して平らに均します。
下塗りが終ったところです。
中塗り作業中です。
仕上がりました。
基礎内での鉄筋の配置が基礎表面に近いと
配筋が水分の影響を受けやすく、錆びて爆裂(錆びてコンクリートを押し上げる現象)が起きます。
表面の浮いたモルタルを撤去し、
浸透性の高い酸化還元剤とエポキシ系の錆び止めの塗付後、
特殊繊維配合モルタルで補修します。
十分乾燥させてからカチオン樹脂系下塗り材で下塗り、
パターンローラーでのパターン付け後、中塗り・上塗りと仕上げていきます。
仕上がりました。
煙突にデザインされた通気口です。
鋼板を被せて補強し、上下の継ぎ目は煙突飾りで隠れる通気口上部にもってきます。
留めビス、見えますか? 表面にビスが出ないように、隠れる仕上げになっています。
外壁部です。シーリング作業は建物洗浄後に行います。
シールの傷みは壁の向きや隣接する建物、周辺の状況等によって変わってきます。
外壁パネルの突き付け部分にはシールがうたれていますが、
外観は目地形状ではなく平坦になっていて
表層には吹き付けがされています。
シールは時間が経つと可塑剤などの含有物が抜け始め、痩せていきます。
そのため、塗膜に亀裂が入ってきます。(パネルとシールとの間に破断がなければ漏水にはなりません。)
ご覧のように近くで見ると目地形状になっておらず、
吹き付けの玉に合わせて曲がって亀裂が入っている状況なので、
亀裂の周囲に幅広に擦り込んでぼかすようにしました。
破断している場合は打ち替えました。
これは、シールの密着度を高めるためシールを擦り込む部分にプライマーを塗り込んでいるところです。
ルーバー窓の両脇にはヒビ割れがありましたが、
シールを擦り込んだので目立たなくなりました。
2階大屋根の棟板金と破風の取り合いです。
破風板の突き付け部分のシールが切れています。
棟板金とケラバ板金の取り合いのシールを撤去しているところです。
破風板の継ぎ目も切れています。 シールの破断箇所は打ち替えます。
カッターで古いシールを切除し、 新しいシールが適量に打てるようにバッカーを入れ込んでから
プライマーを目地幅より広めに塗ってから、シールを打ちヘラで均します。
屋根、棟板金、ケラバ板金は黒、破風板は濃い青み掛かったグリーンで中塗りまで終わったところです。
棟の下の破風板の突き合わせ部分をご覧ください。
シールの跡がかすかにご確認いただけると思います。
各所のシールが終れば、塗装ですが、その前に養生です。
例えば、バルコニー
配線
養生は塗料で汚さないためと、塗装の塗り際を綺麗に見せるためのものでキッチリ作業します。
階段の養生です。踏面の突端には滑り止めテープが張られています。
養生後の壁の下塗りです。この下塗りには、下地・旧塗膜を強固に密着させ、 シール効果を高める役割があります。
大面はローラーバケで、
壁と天井の取り合いの細い隙間などは刷毛で丹念に塗り込みます。
サッシと壁の隙間はシール後、塗装します。
下塗が終ったところです。シールの跡がぼんやり見えます。
下塗りと中塗りでは塗材が違います。
住まいるパートナーでは、中塗りと上塗り(仕上げ)は同じ塗料を重ね塗ります。
(※メーカー標準塗装仕様です。)
下は写真奥から手前に向かって塗り進んでいるところです。
下塗りと中塗りの色がほぼ同じなので、分かりづらいのですが、塗り重なっているのが分かりますか?
業者の中には、中塗りと上塗り(仕上げ塗り)を 違う色で塗るところもあるようですが、 同じ色をキッチリ2度塗ったほうが塗膜が厚く付き、 表層に傷がついたり、塗膜の劣化によるチョーキング(白亜化)が始まってきたとしても かすれにくいと思います。
下の写真は、職人の頭上の足場で手の届く所まで中塗りした後、 下から脚立に踏み板を掛けて、右から左に塗り進んでいるところです。 同じ色の塗料でも、乾いているのと濡れているのでは色は違って見えます。
ですから、同じ塗材を塗り重ねても、 乾いている中塗り部分と塗り立ての上塗り部分の違いが分かる訳です。
2階の大屋根は一面苔で覆われています。
通常、塗装をする際は、高圧洗浄機を使って洗い流しますが、 このように苔や藻が厚く覆っている場合は、 事前にケレン(汚れなどを研磨すること)を行ってから高圧洗浄機で洗い流します。
高圧洗浄だけでは、落としきれない場合があるからです。
苔や藻が残っていると、剥がれの原因になります。
苔や藻の上は大変滑りやすいので、慣れている職人でも這いつくばるようにして作業します。
右側の白くなった部分がケレンを終えたところです。
高圧洗浄後、十分乾燥させてから平板スレート瓦と板金鉄部の下塗りを終えたところです。
下塗には色が付いていませんので下地の状況がよくわかると思います。
平板スレート瓦の下塗りは吸い込み防止のため2度塗りしました。
苔・藻は見えますか?
これは、平板スレート瓦の重なり部分を拡大したところです。
黒い部材が見えます。
弊社では、上下に重なり合う平板スレート瓦の雨水排水用の隙間が
塗装後に塗膜で塞がれてしまわないように
『縁切り部材』を下塗り後に挿入しています。
『縁切り部材』を使うことで平板スレート瓦の裏面に回った雨水が適切に排水され 漏水や屋根下地の腐りを防ぎます。
『縁切り部材』を使わない場合は、 上塗り後、仕上った上から縁切り作業をしなければなりません。
普段は見えない屋根の上のこのような途中経過は、 遠景のビフォー・アフター写真を見ただけでは どの程度実施されているかは、分かりません。
塗装工事の品質を見極めるのが難しい所以です。
下は、中塗りまで終えたところです。
さらに、仕上げの上塗です。 中塗りと仕上げ塗りの色の深みをご確認下さい。
屋根が仕上がりました。
平板スレート瓦の『縁切り部材』を使用しているので、
仕上げ塗りの後に瓦の上にのらずにすみます。
大屋根は足場解体時にも周囲に足場ステップが回っているので 屋根の上には、ほとんどのらずにすみます
足跡や、カッター傷が見えますか。
晴れると輝きます。
下屋の平板スレート瓦の状況です。やはり苔や藻で覆われています。
苔が残っていると塗膜剥がれの原因になるので、しっかり洗い流します。
平板スレート瓦への下塗りと板金への錆び止め(白い部)を終えたところです。 大屋根同様、平板スレート瓦には『縁切り部材』を挿入しました。
中塗りが入ったところです。
破風・板金部分も塗られて仕上がりました。
塗り替え前
中塗り
仕上がり庇内部の黒い部分は板金になっています。
窓上中央の縦目地シール(黄色い囲い込み部分)を補修してから塗装します。
屋根のケラバ板金と化粧額縁との取り合い(黄枠)と、 化粧額縁の突き付け部分(赤枠)の隙間もシールを塗り込みます。
中塗りまで終ったところです。
化粧額縁の仕上げ塗りです。
仕上りました。
窓上の縦目地とケラバと額縁の隙間をご覧下さい。
洗浄後、目地のシール処理まで終ったところです。
窓回りを養生します。
養生後は下塗りです。塗りづらいところから手をつけます。 上げ裏と壁との取り合いの目透かし部分に、刷毛で丹念に下塗り材を入れ込んでいるところです。
下塗完了
そして、中塗り完了
上塗りが完了し、雨戸も塗り替えられました。
シール~仕上がりまでの経過をご覧下さい。
目地へのシール処理
養生作業
下塗完了
中塗り作業中。
上塗完了。タップリ凸凹に塗料が入ってます。中塗りと比較してください。
仕上りです。
玄関への鉄骨階段です。
塗装作業に入る前に洗浄します。
踏み板の裏側の錆びた鉄板をケレンします。
浮いた塗膜をしっかり剥がします。
段板の突端の黒い部分は滑り止めテープです。
段板裏側にグレーの錆び止めが塗られました。
手すりを仕上げて、
階段踏み板裏側を黒で仕上げているところです。
養生を剥がせば完成です。
こちらは、階段側面の塗装前の壁です。
シーリング・下塗りまで終って中塗り途中です。
仕上がりです。
この壁にはパネルに元々段差があります。
角樋になっている軒樋は軒先の鼻隠し板にピッタリ付けられています。
なので、塗るのが一苦労です。 平らな細い刷毛を使って塗り込んでいきます。
今回、軒樋は3度塗りで仕上げます。
仕上がりました。
雨戸は大小合わせて全部で18枚塗ります。
色は外壁色と同色の白。
下塗り・中塗り・上塗りと3度塗りで仕上げます。
変色したデッキ材の張り替えは奥様のたってのご希望です。
先ずは、古いデッキを解体し、
巾に合わせて切断し、目地を合わせて留めていきます。
完成しました。
『玄関ドアを開けておければ、風が通って気持ち良いんです。』
『でも、虫が入ってくるので何とかならないでしょうか?』
奥様のたってのご要望、玄関網戸の取り付けです。
先ず取り付け部の床を掃除します。
縦枠を左右固定し、次に上枠を取り付け
最後に下レールを取り付けます。
枠回りの取り付けが終れば、本体を組み込んでいきます。
最後に収納式網戸の動きと建て付けを調整して出来上がりです。
これで爽やかな風が通ります。
この東側の壁の雨漏りを改修したのですが、 どこを改修したかわかりますか?2階窓右側のパネルの突き合わせ部分が目立たなくなっている部分です。
『私のお願いもかなえてくれてありがと♪』
『ほら。』
ほらほら、
弊社がピンクに塗ったポストをご覧下さい。
『 SMILE – HOME 』 のロゴが見えますか?
実は奥様から聞かされたのですが・・・
リフォーム工事が終る頃
『うちは、パナホームじゃなくて住まいるホームだね。』と話していたご主人が
『名入れ』してくれたそうです。
お気持ちがこもったモニュメントとして、 弊社の励みにしていきたいと思います。ありがとうございました。
最後まで、ご覧いただきまして、ありがとうございました。
弊社のリフォームは、建築士があなたと同じ目線に立って、 お困りごとやご要望の解決方法を考え、我が家同然の思いで仕上げていきます。
正規施工と同等、時にはそれ以上の仕様でも施工します。
工事料金は塗材や施工方法によって異なりますが、
メーカー施工以外で安心できる工事をご希望でしたら、
ご相談いただければと思います。
住まいるパートナーでは、打ち合わせや工事のご予約が常時入っています。
実際の工事のお引き受けは、ご相談から数ヶ月先となることもあります。
ご相談・工事のご予定には余裕をお持ちいただければと思います。
他社で嫌がられた工事、難しいと言われたリフォーム工事などもお声掛け下さい。歓迎します。
『我が家の掛かり付けの建築業者として、いろいろ面倒を見てもらいたい。』
とのご要望にもお応えしています。
(※誠意なきご相談や、たんなる価格確認の見積には、対応しかねる場合がございます。)
外壁塗装リフォーム承り地域
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以下では弊社の施工事例で作業の様子、施工のポイント、仕上がり具合などを詳しくご紹介しています。
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