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当ウェブページを始めてご覧になる方へ
このウェブページでは、冬の寒さとかびでお困りの在来浴室をユニットバスへ入れ替える際に実施した洗面脱衣所のカビ取り・防かび・断熱リフォーム工事をご紹介しています。洗面所のカビと寒さにお困りで浴室リフォームの際に一緒に解決したいとお考えの方は是非ご覧ください。ご希望の方にはリフォーム工事も承っています。
さて、早速リフォーム前の状況からご覧ください。
こちらのお宅の悩み事はお風呂と洗面所の寒さとかびです。
3階の西北側にある浴室の内倒し窓は上部ガラリが常時開放の通気口になっていて、ガラスは単板ガラスです。建物の構造は鉄骨軽量気泡コンクリート(ALC板)造りですが、断熱材がありません。冬北風が窓を直撃すると床と壁の腰高まで貼られたタイルは氷のように冷やされて寒すぎる状況とのことです。
浴室内の湯気は冷やされた壁やガラスサッシに触れると結露します。以前、カビに効果があるとされる珪藻土をタイル上の壁に塗りましたが改善するどころか悪化してしまいました。常に高湿度の場所の場合、防カビ処理を施さずに珪藻土を塗ると珪藻土の吸湿機能により状況は悪化します。
折戸一枚で隔てられた洗面脱衣所は、
以前台所を改装したもので、キッチン用の大型のプロペラ換気扇や
改装の際に間仕切壁の位置をずらしたこちらの単板ガラスの窓からは冷気が降りてきます。 洗面脱衣所も浴室からの湯気が窓ガラスや内壁に触れて冷やされ、結露となりカビが発生しています。
天井近くの梁、
柱型、
窓周りなど外皮に面する壁にはカビが蔓延り、かび取りの痕が随所に見受けられます。
今回のリフォームは、カビが大量発生した在来浴室のユニットバスへの入れ替えに伴う洗面脱衣所の改装工事ですが、『冬暖かく、かびが生えないにようにしたい。』というお客様のご要望にお応えします。
リフォーム前の洗面脱衣所の広さは約3.25帖で収納スペースとトイレもありました。入口にはアコーディオンドアが付けられていましたが、 使い勝手が悪いため、ほとんど利用されず、冬は風が抜ける状況でした。
リフォーム工事では既存解体後、残存部のカビ取り・除菌・防かび処理を実施し、洗面脱衣所の断熱化・レイアウト変更へと進んでいきます。
レイアウト変更では、洗濯機置場と洗面化粧台の位置を窓際に寄せ、既存の間仕切壁の位置を約80㎝移動して、約3.25帖あった洗面脱衣所の広さを2帖に狭め、入口には片引戸を取り付けます。
間仕切壁を移動して広くなった隣の部屋は着衣・収納・家事室・トイレとして利用し、窓の左側には収納スペースを設けます。
断熱化工事としては、壁と床に断熱ボード(パネル)を敷設し、窓に高断熱複層ガラスの内窓を設置します。
それでは、在来浴室のユニットバスへの入れ替えに伴う洗面脱衣所の断熱・防カビリフォーム工事を始めていきましょう。
先ずは解体からです。
洗面台脇のトールキャビネットの撤去。
洗面化粧台の撤去。
止水プラグの取り付け。洗面化粧台上部の吊戸の撤去。
吊戸を外すと外壁のALC板の裏側が出てきました。内壁と外壁の間には断熱材がありません。
洗面化粧台と洗濯機水栓配管が埋まっていたひな壇形状の腰壁は解体撤去します。タイルを壊すと
棚の内部は木軸で作られています。
ざら板の内部には配管が埋まっています。
ざら板が剥がされ、ひな壇形状の腰壁は撤去できました。
続いて、天井も解体します。
アコーディオンドアのある間仕切壁の位置を窓側へ約90㎝ずらし、3帖強あった面積を2帖程に狭めて片引き戸を取り付けます。アコーディオンドアを外して、
開口枠も外し、
袖壁も解体します。
既存の洗面脱衣所内の壁のクロスはカビにより剥がれ、壁の表面にはかびとクロスの裏紙の切れ端が付いている状況です。
先ずはスクレパーでケレン清掃し、
カビ取り・除菌・防かび処理をします。
弊社の防カビ工法では、薬剤の定着を高めるため、重ね塗りして2度の防かび処理を施します。この際、2度目の防カビ処理前に、必ず完全乾燥させることがポイントです。
新規の洗面化粧台、洗濯機パン、洗濯機水栓用に配管を作り直します。床下に配管されているので床板を剥がします。
使わない古い配管は撤去して整理します。
洗濯機水栓用の給水管はポリ架橋管で立ち上げ、新たに作る断熱壁内部に隠ぺいします。
下の写真で遠目に見ると分かりませんが、吊戸を外した跡のALC板は割れています。
そこで、配管工事を終えたところで補修をいたします。
ALC板の表面には亀裂が有り、皮すきでつつくとご覧のように錆びた鉄筋が現れました。
東日本地震の際に入った亀裂に湿気が入り込んで錆びたものでしょうか?
いずれにしてもこのままでは、傷みが進んでしまいます。
ひびが入った部分は撤去して露出した鉄筋に錆還元剤を塗ってから割れた部分を補修します。
同時に断熱ボード(パネル)を設置するタイル下端にカッターを入れ、斫って揃えます。
ALC板にはカビは生えていませんが防かび処理をして予防します。
錆びた鉄筋に錆還元剤を塗布します。赤錆を黒錆に還元します。
錆還元剤の乾きを待ち間、壁に断熱ボード(パネル)を張っていきます。
床下からの冷気を遮断するため断熱ボード(パネル)を床下まで貼り伸ばすのに、根太(壁に向かって垂直に走っている床を支える横架材)を断熱ボード(パネル)の厚み分カットしていきます。
こんな具合に床下に迄断熱ボード(パネル)を差し込みます。
洗面脱衣所の新しい入口(片引戸)が付く間仕切壁の位置にはあらかじめ木下地を固定しておきます。
タイルとの段差調整には断熱ボード(パネル)をプラファス、両面テープと接着工法を併用して張っていきます。
鉄筋に塗った錆還元剤が乾いたら
割れた壁を左官補修して
断熱材を貼り込みます。
タイル壁下に段差調整用の断熱ボード(パネル)が設置できました。
吊戸跡の割れた壁も補修して
間仕切壁用の木下地を入れ、断熱ボード(パネル)を貼り込んでいきます。
換気扇があった場所も塞ぎます。
新規に設置する洗濯機置場や洗面化粧台の配管に合わせて根太位置を調整し、
片引戸を入れる間仕切壁下の根太組はレベルを見て補強しておきます。
経年により緩んだ大引きや根太も締め直して、
根太間に断熱ボード(パネル)を敷設していきます。これで床下からの底冷えも緩和されます。
床は、構造用合板を2重張りします。先ずは針葉樹の構造用合板で下張りします。
根太位置を墨付けして正確にビス留めしていきます。
床の下張りができたところで、天井に着手します。
天井は以前、上階からの水漏れで木下地にカビが出ているためやり替えることになりました。解体撤去後、
あらかじめ防カビ処理しておいた造作材を使って天井の野縁(木下地)を組んでいきます。
弊社では、防カビリフォームの一環で、ある程度の規模の造作をする場合は事前に建材類の防かび処理を実施し、防カビ処理済みの建材を使って造作しています。
天井の野縁を組み上げたところで、壁に留めるボードの木下地を取り付けていきます。
木下地の間には後ほど断熱ボード(パネル)を入れ込んでいきます。先ほど張った段差調整用の断熱ボード(パネル)の部分は2重になります。
続いて天井のボード張りです。横目地が隣の列と揃わないように互い違いに張り付けていきます。
こちらのボードも事前に防かび処理がされています。
新しいユニットバスが洗面所側に出てきた分、壁も洗面所側に移動して造り替えます。
新しい壁の位置に合わせて、ユニットバスの入口ドア枠の見込寸法を切断し4方枠組みします。
組んだ4方枠をドアのサッシ枠にはめ込んで木下地に固定していきます。
ドア枠を納めたら壁のボードを張り込んで、
入口折戸のサッシ枠をビス留めすれば取り付け完了です。
次に窓周りの壁の造作です。断熱ボード(パネル)の敷設と幅広の枠を取り付けるため既存の窓枠に木下地を取り付けます。
床下からの冷気を遮断するため断熱ボード(パネル)は床下から立ち上げます。
浴室裏の断熱ボード(パネル)に密着させるように間仕切壁の内部にも差し込みます。 冷気が浸入してくるところは断熱ボード(パネル)でしっかり遮断します。
断熱ボード(パネル)はプラファスと両面テープと接着剤を併用して固定します。
柱型にも木下地を取り付けます。
断熱ボード(パネル)の内側にボードを留め付ける木下地を組んでいきます。
窓周りの木下地ができたところで内窓を取り付けるため新しく幅広の窓枠を組み、
ふかし枠として取り付けます。
次に洗面所の外皮壁へ断熱ボード(パネル)を敷設していきますが、その前に洗面所入口の間仕切壁の位置を決め、天井と
外皮壁側に木下地を取り付けます。
取り付けた間仕切壁の木下地と外皮壁に取り付け済みの木下地との通りを確認し、平らになるように木下地の下にパッキンを入れて調整していきます。
壁の出面(でづら)が整ったところで木下地の間に断熱ボード(パネル)を入れ込んでいきます。
段差調整で断熱ボード(パネル)を貼った部分は2重張りとなります。
断熱ボード(パネル)による洗面脱衣所の壁断熱が完了しました。
続いて洗面所入口の間仕切壁を造作して片引戸を取り付けます。
間仕切壁を建てる前に洗面脱衣所に仮設照明を取り付け、内装が仕上がったらダウンライトに交換します。
間仕切壁に取り付ける片引戸の枠を組み立て、
縦枠は左右の木下地に上枠は天井から下り壁を造作して固定していきます。
引戸を引き込む控え壁の下地を加工し、
取り付けます。
壁にボードを貼っていきます。
洗面所入口壁のボードを張り終えました。
続いて洗面化粧台の吊戸があった部分の梁はGLボンド工法で補修します。
続いて下張りした洗面脱衣所床にラワンの構造用合板を重ね張りします。寸法に切って
張り込んでいきます。
次に、洗面所内の壁板を張っていきます。先ずは洗面化粧台と洗濯機置場背面の壁です。
洗面化粧台と可動棚を設置する部分には構造用合板を張り込みます。
窓下の壁にもタオル掛けを取り付けるため構造用合板を張り込んであります。
木工事の締めくくりは洗面脱衣所入口の片引戸の建て込みです。先ずレールを埋め込みます。
建具の梱包を開梱し、
鴨居と敷居レールにはめ込みます。
引手を取り付け、ソフトクローザーを調整すれば
洗面所入口片引戸の建て込み完了です。 家事室側
既存の古い窓枠を継ぎ足した新しい窓枠の色に合わせて補修塗装します。
サッシと新窓枠をマスキング養生し、古い窓枠にペーパーを当てます。
木部専用下塗り材を塗り込み、
乾きを待って枠の隙間と古傷跡に充填材を埋め込みます。
充填材の乾きを待つ間に新しい窓枠に合わせて塗材を調色します。
充填材が乾いたところで上塗りしていきます。
次に内装工事前に新規ボードの未処理部分に防カビ処理を実施します。防かび処理は完全乾燥を待って2度行います。
天井・壁・床を仕上げる際の下地の不陸調整にはオリジナル防カビパテを使用します。
粗パテの乾きを待ちます。
梁型もほぼ整形できました。
粗パテが乾いたところで仕上げパテ処理です。こちらの仕上げパテにもオリジナル防かびパテを使用します。 弊社では、壁紙の下地処理にも防カビパテを使用することで万全を期しています。
何度カビ取りしてもすぐに再発する手ごわいカビ。
現在大手壁紙メーカーが販売している壁紙はそのほとんどが防カビ仕様…『防かびクロス』となっています。
それを聞けば『壁紙を張り替えれば、生えなくなるのでは?』と思うのは自然ですね。
でも、消費者の期待とは裏腹に、あるメーカーの壁紙カタログの「使用上の注意」には以下のような「注意書き」がありました。
『防かび壁紙だけでかびの発生を防ぐことは不可能です。…施工する場合は、完全に除菌、殺菌してから施工して下さい。中途半端な除菌では簡単にカビの再発生を許す結果となります。』
カタログの隅っこに小さな文字で書かれていた注意書きを見た時、思わず『エッ!本当?』って声を上げてしまいました。このようなことが書かれてあれば他社のものも気になります。そこで、調べてみると、
『結露や湿気はシミ・剥がれ・かびの原因となりますので、室内の換気や湿度調整を心がけてください。』など、
『当社の壁紙にはかびは生えません。』と明言しているものは一つもありませんでした。
むしろ、
『気を付けていただかないとカビは生えますよ。』とか、
『状況によってはカビは生えかねません。』いうようなニュアンスの文言ばかりでした。
いったいそのような壁紙を『防かびクロス』と表示するに相応しいのでしょうか?!
実際は一所懸命にカビ取り清掃をしたぐらいでは、メーカーがいうように、
カビの再発を止めるのは難しいのが現実なのです。
壁紙を貼る糊の成分にはでんぷんが含まれています。壁紙糊の防カビ効果が万全でなければ
カビはむしろその糊を栄養分として繁殖していってしまうのです。
弊社が採用している防カビ剤はJISのスペックはもちろん、それだけではありません。
建物内外に存在するという57菌すべてを含む、62菌を用いた試験でも効果が実証されています。
さらに、O-157や大腸菌を含む日常生活菌全てに効果が確認されています。
培養試験では、
JIS規格で定めた試験期間(7~14日)よりもはるかに長い28日間で実施しましたが、
カビは全く生えてきませんでした。これは、
日常生活に換算するとおよそ5年にあたります。
弊社では壁紙糊に壁紙専用のオリジナル防カビ剤を配合します。規定量を糊バケツに入れ
撹拌器を使ってよく撹拌・混合します。 壁紙糊に防カビ薬剤を配合することで、壁紙を張る部分全体を防カビ処理します。
余談ですが、
カビが生えていない部分にも防カビ処理を施すのは、不必要に思えるかもしれませんが、
一旦カビが生えてしまうとその部屋は生えやすい傾向となります。
たとえばある時、家具を置いていた壁にカビが生えたので 風通しを良くしようとその家具を同じ部屋のカビの生えていない別の場所に移動すると、 カビが生えだすことがあります。
一つの部屋でカビの生えた部分にだけ防カビ処理をすると カビは防カビ処理された部分を忌避して、条件が整った別の場所に 生えてくる可能性があるのです。
一旦カビが発生した部屋では再発を防ぐためにも、 一部屋単位で防カビ処理することをお奨めしています。
さて、
通常、防カビ処理をしない壁紙糊を糊バケツに入れて常温の所に置いておくと、蓋をしていても時間が経つうちにカビが生えだします。ところが、防カビ処理済みの糊は一年経ってもカビは生えてきません。
『エッ?!強すぎて人体にも危険じゃないかって?』
確かに、これだけ強力なら、安全性が気になりますよね。
ご安心下さい。
財団法人日本食品分析センターの試験によると、
急性経口毒性(飲んでしまった場合の毒性)については『カフェインや食塩よりも安全』
というレベルであることが確認されています。
具体的には、
体重10kgの子供が誤って200ml(牛乳ビンほぼ1本分)を飲んでしまっても大丈夫というレベルです。
さらに、PRTR法および労働安全衛生法における916の有害化学物質、 もちろんダイオキシンやホルマリン等の有害化学物質も含みません。
さて、作業に戻りましょう。
仕上げパテが乾いたところでペーパーを当て天井、
壁と貼り進めていきます。
壁を貼り終えたら床はクッションフロアで仕上げていきます。クッションフロアはあらかじめ洗面脱衣所の大体の大きさに切って中央で二つ折りにし、床半分にクシ目ベラで糊を塗りオープンタイムをおきます。
半乾きになってきたところで貼り始めます。しっかり撫でバケで填圧していきます。
半分貼り終えたら、残り半分も同様に貼っていきます。床の開口部には洗濯機パンの排水トラップが納まります。
クッションフロアは籐(とう)の市松柄です。
続いては器具付けです。先ずは洗濯機パンの取り付けです。位置を確認して、
排水トラップと排水配管を接続し、目皿と排水部材を固定し4隅をビス留めすれば
洗濯機パンの取り付けは完了です。
洗面化粧台は床と壁の取り合いにある巾木を交わす切り欠き加工をします。
水栓金具を取り付けたら、
搬入は家事室側でクロスを張っていた内装工に手伝ってもらいます。
間仕切壁一枚隔てて洗面脱衣所では化粧台の組み立て、家事室側では壁紙の施工です。
化粧台は洗濯機パンと片引き戸との間にピッタリ入ります。配管を交わして
洗面台を据え付けます。
化粧台の上には、鏡の裏が収納になっている収納三面鏡を設置します。背面から出ている電源コードをコンセントに差し込み
背面の壁にビス留めします。
ミラーキャビネットの内部は可動棚になっていて、しまう物の大きさに合わせて調節できます。
洗面化粧台の給水・給湯の接続をする際、一緒に洗濯機水栓も取り付けます。
開栓したまま洗濯ホースが外れた際にも緊急止水弁が働いて水は自動的に止まります。
新規の洗濯機水栓はリフォーム前の蛇口のように洗濯機ホース接続用のアタッチメントが要りません。直接洗濯機ホースを接続できます。
続いては洗面台の給水・給湯・排水配管の接続です。排水トラップを排水管に接続してから
給水・給湯管に止水バルブを取り付け、水栓金具のホースに接続します。 排水トラップは給水管と緩衝しない位置に取り付けます。
洗面台の配管接続ができました。 ピンクの給湯配管と青の給水管にはそれぞれオレンジ色と水色の止水栓が付けられています。左のトレイには洗髪シャワーヘッドからのホースが収納されています。
洗面化粧台と洗濯機パン、洗濯機水栓が設置できました。
洗濯機置場上部には、2段の可動棚を設置します。高さは5㎝ピッチで調節できます。洗濯籠や洗剤などの洗濯用品置場に利用できます。
続いては洗濯機用アース付きコンセントの取り付けです。
既存の窓枠に幅広の窓枠を付け足したところに内窓は取り付けます。先ずは樹脂サッシを取り付け、
2枚のガラスの間に空気層のある高遮熱・高断熱複層ガラス入りの障子をはめ込みます。
ガラス障子を調整すれば
内窓の取り付けは完了です。
外窓とは召し合わせの位置はずれますが、断熱性は保たれています。
以上で洗面脱衣所の防カビ・断熱リフォームは全ての工程を終えました。内外の温度差を遮断する空気層は高遮熱・高断熱複層ガラスの空気層と既存窓と内窓との間の空気層の2層できたことになります。
リフォーム前アコーディオンドアで区切られた室内には浴室に通じる洗面脱衣所とトイレがありました。
出入りが多いためアコーディオンドアはほとんど使われていませんでした。
今回のリフォームでは、間仕切壁の位置をずらし、浴室前の部屋を洗面・脱衣・洗濯室、隣の部屋を着衣・収納スペース・トイレ・家事室としました。
洗面台横の収納スペースを隣の部屋に移すことで、3.25帖あった広さは2帖となり、床・壁・窓の断熱化と片引戸を付けたことで、冬でも風が抜ける寒さは感じなくなりました
普段は風通し良く開けていますが、冬になると活躍します。
リフォーム前、カビていた室内は防かび仕様でリニューアルしました。
換気扇も塞がれ冬の冷気も降り注がなくなりました。
タイル棚上にあった洗面・化粧用品と洗濯用品は収納3面鏡内部と可動棚に収容でき、化粧鏡も見やすくなりました。
また、リフォーム前の洗面台はカウンター上にある2ハンドル混合水栓でしたが、新規は洗面ボールの傾斜面に取り付いたシングルレバー洗髪シャワー水栓です。リフォーム前の吐水はストレートのみでしたが、新規はストレートとシャワーに切り替えられ、吐水口は回転して角度も変えられ引き延ばして使うこともできます。
洗面脱衣所をコンパクトに集約し、隣の部屋を家事室・収納置場としたことで使い勝手も良くなりました。