当ウェブページを初めてご覧になる方へ。
このウェブページでは、弊社が施工した 『幅1,950㎜のキッチンを壁々間いっぱいの2,535㎜のキッチンに入れ替えたLDKリフォーム』について 各部位のご紹介をしています。 先頭ページからご覧なりたい方は→『リフォーム概要編』をクリックしてください。
ご希望の方にはリフォーム工事もお受けしています。

さて、早速ご紹介に移りましょう。

止水栓が無いリフォーム前の
キッチン

止水栓とは、上水道の末端にある一般的な水栓金具とは別に、 キッチンや化粧台、食洗機等への給水・給湯配管に設けられる 水量の調整や止水の目的で設置される水栓です。

キッチンの止水栓は通常、キャビネット内や点検口内の壁中など、水栓金具のすぐ上流にあります。
色々な形状がありますが、以下のようなハンドル式やバルブ式が一般的です。

キッチンの止水栓その1
キッチンの止水栓その2

リフォーム前のシンクキャビネットの内部を見てみると 点検口があり、その奥に給水・給湯配管がありました。 リフォーム前の止水栓を探す 右が給水で左が給湯。ところが、止水栓が見えません。

もしやと思って点検口内部を見渡しましたが、やっぱり見当たりません。 リフォーム前のキッチン背面

水栓金具のそばに止水栓が無いと、 もし、キッチンの水栓金具に不具合が生じ、水が漏れる状況になった場合、 水道メーターにある元栓を閉じないと漏水は止まりません。

手持ちに新しい水栓金具が無い場合は、一旦元栓を閉め、 故障した水栓金具の代わりに止水プラグを付けなければなりませんが、 一般の方にはなかなかできない作業です。

それでも、水栓金具の不具合だけなら上記のようにすれば、漏水は何とか止められます。

以前、集合住宅でキッチン水栓金具への給湯管の漏水事故に出くわしたことがあります。
微量ではありましたが、壁内であったため、長期間発見されず、 キッチンキャビネットと背面の壁がかなり傷んでいたことあります。

復旧にはキッチンセットの交換も必要でしたが、 特別なサイズだったため、製作に時間が掛かり、 暫く工事ができませんでした。
その間、元栓を開け閉めしてご利用いただいたことがあります。

住まいるパートナーでは、それ以来、 止水栓が無い場合には取り付けをお奨めしています。

さて、新規は架橋ポリエチレンパイプによる配管で、 青い被覆配管が給水配管で、ピンクが給湯配管です。 リフォーム後の止水栓 リフォーム後

黄色の丸で囲んだ部分が止水栓です。
形状は異なりますが、役割は同じです。
止水栓以降の配管や、食洗機、キッチン水栓で漏水が起こっても 止水栓を閉めれば家全体が断水にならずに漏水は止められます。