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このウェブページでは、弊社が施工した『幅1,950㎜のキッチンを壁々間ピッタリの2,535㎜のキッチンに入れ替えたLDKリフォーム』について 『作業の様子』をご紹介しております。
『リフォームの概要』からご覧なりたい方は→『リフォーム概要編』をクリックしてください。
ご希望の方にはリフォーム工事もお受けしています。

さて、早速作業のご紹介に移りましょう。

リフォーム工事は新築と異なり、ゼロから造り始める工事ではありません。
先ずは既存物や新旧の取り合いまでの解体・撤去を行います。
その際、不具合や障害が出てくるケースもあり思うように進まないこともあります。

在宅リフォームとは、住みながらリフォーム工事をすることです。
チョッとした部品交換のような小規模な営繕工事ならさほどではありませんが、 規模が大きくなると、何日間にも渡って作業が続きます。

その間、お客様は作業をしていない部屋や屋外で過ごさなければなりません。
たいてい、工事箇所周囲の家具や荷物、備品は他に移動し、 作業スペースも確保しなければならないので、窮屈な生活を余儀なくされます。

日数がかかるとストレスも溜まってきます。

できるだけ、早めに終わらせてお客様のご負担を減らしたいのは、山々ですが、 職人や資材をいっきに入れ込んで工事をすれば、現場が立て込んで作業にも影響します。
かえってマイナスです。

そこで、在宅リフォームでは、工事段取りが要となります。

弊社では

  • 工事内容
  • 作業スペースの状況
  • 可能な人員
  • 家具や荷物備品の移動
  • 緩急のバランス

等を鑑みて、段取りを決めていきます。

オールスターズによる
解体・撤去作業

今回は玄関・廊下・トイレ・洋室・DK・居間を住みながらリフォームいたします。
お客様が待機できるお部屋は6帖の和室のみで、洗面脱衣所と浴室は工事しません。

家具、荷物、備品がある中で、年末の11日間で仕上げる工事です。
その間お客様は和室にこもられます。

複数の工事箇所がある在宅リフォームでは、作業スペースを確保しながら、 無駄のない段取りに努めます。

今回はお客様の工期についてのご要望もあり、 お客様のお手持ちの家具や荷物を全て洋室に入れ込んで、 当初から、それ以外の部屋全てに着手します。

なので、解体・撤去作業に 大工・電気・設備の他、内装工まで同時に入って行う段取りとなりました。

作業初期のお客様の体力・気力があるうちに、 なるべく解体・撤去作業を進めておくのは、作業のポイントでもあります。

解体・撤去に前出の3職種迄が同時に入ることはたびたびあるのですが、 内装工も含む4職種が全て揃って作業をすることは、そうそうありません。
ですので、『夢の競演』という意味で弊社では『オールスターズ』と呼んでいます。

弊社の『オールスターズ』は仲の良い職人たちが集まって、 助け合いながら作業をするので、良い意味で使用されますが、

段取りが滅茶苦茶な会社では上記4職種に加えてクリーニング工まで顔を合わせる場面もあり、 その場合は、『夢の競演』というよりは、さながら『第三次世界大戦』というべきでしょうか。

作業エリア毎に各職人の進捗状況を図りながら手止まりがないように調整しますが、 職人同士も互いに声を掛け合い、現場をスムーズに進行させていきます。

キッチンを中心に職種の異なる職人達が入れ替わりリレーしていきます。

今回の在宅リフォームでは家具や荷物、備品類の移動回数が極力少なく済むように キッチン取り付けの前に居間と台所の間仕切撤去と床・壁・天井の内装を先行し LDKを先に仕上げます。

内装剥がし

空家のリフォームでは、内装工の出番は概ね終盤となりますが 今回は着工時から入ってもらい、他職種の隙を縫いながら作業を進めました。

先ずは床と壁の取り合いのソフト巾木から剥がしていきます。

ソフト巾木から剥がす

ソフト巾木から剥がす

キッチン食器棚背面壁の
カビ被害

食器棚裏の巾木を剥がそうとしたところ、 リフォーム前

画面中央下をご覧ください。壁紙が剥がれています。 リフォーム中

近くで見るとカビています。 家具の裏のカビ

ソフト巾木を剥がすついでに、壁紙もめくってみると、 壁紙を剥がす

表面だけではなく壁紙の裏側にもカビが回っています。 壁紙の裏側のカビ このほかリビングの窓際などにもカビている箇所があり、 カビ取り・除菌、防カビ処理も実施することになりました。

このように、リフォーム工事では 工事になって初めて不具合に気付くことも多いわけです。

早目に内装工に入ってもらった段取りが功を奏しました。

カビ取り・除菌、防カビ処理の様子は 『⑥キッチン・LDKのカビ取り・除菌・防カビ処理編』で改めてご紹介します。

ソフト巾木に続いて壁・天井の壁紙も剥がします。 天井の壁紙も剥がす

スピーディーな既設キッチンの
解体・撤去

内装工が居間で壁紙の剥がしをしている間、本日のメインステージでは 既存キッチンの解体・撤去・搬出を進めていきます。
まずは吊戸からです。 キッチンの解体

レンジフードと吊戸に分かれて作業します。

レンジフードの解体
吊戸の解体

レンジフードが外せました。 レンジフードを外す

既存のダクトは後ほど外します。 既存のダクト

右端の吊戸も外れました。 吊戸が撤去されたところ

中央の吊戸は表から見えるビスを外しても外れません。
裏から留めてあり、力任せに引っ張ると下り壁が壊れてしまうので、 2人掛かりで慎重に外します。 吊戸を外す リフォームでは利用できる部分は再利用します。

この下り壁に造作を加えて再利用する様子は 『⑨壁々間、間口ピッタリにキッチン設置編』でご紹介します。

下り壁 リフォーム工事では壊し上手がリフォーム上手です。

新規の換気扇はサイズが変わるので既存のダクトの位置と合わなくなるため付け替えます。

換気扇
キッチンのレンジフードを撤去

ダクト

上部が外せたところで、下台の解体・撤去です。
扉と引き出しを取り去りコンロも外します。 ガスコンロを外す

ガス屋と設備工が既存ガス配管と排水トラップの外しを同時に進めます。 ガス工事と水道設備

水栓金具を撤去し、天板の外しに取り掛かります。

キッチンを解体
天板を外す

キャビネットは搬出・運搬しやすい大きさに解体します。

キャビネットを解体
キャビネットを解体

キッチンの解体・撤去・搬出は、4人で一斉に作業したので早めに終わりました。 新規キッチンの配管作業

さて、続いて新規キッチンの配管作業『③キッチン取り付け前にやっておく各種設備工事』に取り掛かりますが、その前に一旦清掃です。

さて、キッチン解体と同時に反対側で大工が間仕切開閉壁の撤去もしていましたが、その様子については 『④ キッチンとリビングの間仕切開閉壁の撤去と開口枠の取り付け』でご紹介します。
間仕切開閉壁の撤去と開口枠の取り付け