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このウェブページでは、弊社が施工したマンションの改装リフォーム工事の一環として実施した対面キッチンの吊戸移設と壁開口部の拡張事例をご紹介しています。ご相談ご希望の方は(株)住まいるパートナーまでどうぞご連絡下さい。
さて、早速ご紹介に入りましょう。
対面キッチンなのに、開口部が狭くて目の前が煩わしい。
普通の姿勢で立つとリビングが見渡せません。こんな悩みを解決したリフォーム事例をご紹介します。
それにしても吊戸が随分下っています。 これは目障りです。吊戸を移設し、
下り壁も解体して、開口部を拡張します。
先ずは事前作業です。キッチン周りの他、手前のリビング床も養生します。
対面キッチンの開口部の拡張に際し、周囲のキッチンパネルも張り替えます。
コンセント、スイッチ、給湯器リモコンも一時外しておきます。
リビング側の収納棚も作業の支障となるので一時撤去します。
事前作業を終えたところで、先ずは吊戸を撤去します。この吊戸は後ほどキッチンと向かい合う壁のカップボード上部に移設します。
下り壁の解体はキッチン側とリビング側双方のボードを剥がしていきます。
ボードを剥がして、壁の軸組のスタッドも撤去すると、
視界がグーンと広がりました。
吊戸があった上はダクトスペースになっているので、野縁を留めて上げ裏を張って梁天井として納めます。
広げた開口部に取り付ける開口枠を加工します。
開口枠はボードを剥がしてスダッド側から固定します。
上枠も固定します。 開口枠を取り付け終えたら、
上げ裏にボードを張っていきます。
開口部拡張の際にはずした吊戸はキッチンとは反対側のカップボード上部に移設します。 吊戸は間柱に留めることもできますが、今まで留めていたビス穴をそのまま利用し、 バランスよく留め付けできるようにカップボード上部の壁には下地を入れて補強します。
下地を入れる部分の壁を剥がします。
開口すると下地となるスタッドは以下のような間隔で入れられています。
新たに入れる下地と元の壁板の取り合いには壁の強度を高めるために裏側に木端を入れ込んでから
ビス留めしていきます。
見えますでしょうか?新旧の壁の取り合い部分には細かいピッチでビスが打たれています。
さて、下地補強に続いては内装工事です。
先ずは古い壁紙を剥がします。
剥がし終えたら、壁の不陸を調整するパテ処理です。
弊社では、壁の状況に合わせてパテ処理を何度か繰り返す場合があります。
吊戸を移設する壁は初回の粗パテ処理、
粗パテが乾いたら仕上げパテによる2度目の処理、
更に、3度目と繰り返して乾きを待ちます。
梁の下端は初回の粗パテでだいぶいい感じになってきました。
仕上げパテを終えて乾きを待っているところです。
その間にクロスに糊付けします。
キッチン内部は天井・壁とも同じ柄を貼り込みます。クロスは幅が92㎝前後ですが、壁紙の柄がはっきりしている場合は隣り合うクロスで柄合わせが必要です。今回採用されたクロスは柄合わせをしなくても気にならないクロスなので『柄合わせ』しないで貼っていきます。
貼り出す前にキッチンパネル端部の見切りと、
キッチンの主照明を外します。
準備が整ったところで天井から貼り始めます。
梁は横貼りして継ぎ目が無いようにします。
吊戸を取り付ける壁です。乾いたパテをペーパーで平らに研磨してから張り始めます。
天井と壁、壁と壁等の入隅部分には剥がれ防止のためコークボンドを先打ちして貼っていきます。
しっかりクロスを突き付けて
継ぎ目の部分を転圧し終えれば
キッチン内部の壁紙張りは完成です。
キッチン内のクロスを張り終えたところで、キッチンパネルの張り替えです。既存の上に新規のキッチンパネルを上張りしていきます。
通常、キッチンパネルはキッチン据え付け前に施工します。今回は順序が逆なので、手間が掛かります。
先ずは、カウンターとパネルとの隙間に打設したシールを撤去します。
シンクの前幕板や引き出し収納は作業の障害になるので、一旦外しておきます。
コーキングを撤去すると隙間ができます。 この隙間にキッチンパネルを差し込んでいきます。
新規のパネルは淡いベージュの大理石柄です。
レーザー水準器を照射して矩と立ちを見ながらできるだけ正確に採寸し、
大きさに切って、
当てがってみます。寸法が合えば
仮止め両面テープと
ボンドを使って
貼り込んでいきます。
シンク脇。
レンジフード下、
開口枠周り
パネルを貼り終えたら続いてシール処理ですが、その前に埃を吸い取り、
マスキングテープでシールを打ち込む場所にラインをだします。
マスキングが出来たら打ち込みです。
打ち代に合わせてヘラを変えて均していきます。
均し終えたらマスキングを剥がして、
引き出し
レンジフート゛の幕板等を戻せば終了です。
キッチンパネル張り替え前
張り替え後
張り替え前
張り替え後
続いては、カップボード上への吊戸の取り付けです。
まずは、幅90㎝の吊戸を取り付けます。
吊戸背面にはどの位置にも下地が入っているので、今までと同じビス穴も利用でき、キャビネット内部にもビス穴の痕が増えません。 作業もスムーズに進みます。
続いて、隣に幅30㎝の吊戸を並べて取り付けます。
シャコ万力でしっかり固定してからビス止めします。
側面の壁にもビス止めします。
キャビネットが固定出来たら棚板の取り付けです。
最後に扉を取り付け、調整すれば、
完成です。
レンジフードのダクトが通っている梁ですが、内部の空間を利用して、手元照明としてダウンライトを設置します。
センターを出して開口を開けます。
棚下灯で使っていた配線を利用します。
配線を押し込んで取り付けます。
通常の蛍光灯の棚下灯は15~20Wですが、
こちらのダウンライトは白熱灯にして60W相当の明るさでありながら、消費電力は4.6Wと経済的です。
しかも光源寿命は50,000時間ということなので、一日3時間使用して45年間利用できます。
リビングからの明かりも差し込むので補助照明としても良い感じの手元照明となりました。
最後にビフォー&アフターをご覧いただきましょう。
下り壁が無くなってリビングからも話しかけやすくなりました。
リフォーム前
リフォーム後
煩わしい吊戸と下り壁がなくなり、目の前が広々しました。
リビングや窓の遠くの景色も見えるようになりました。日中リビングからは光が差し込むようになり明るくなりました。
シンクで作業をしていてもリビングにいる方と気軽にコミュニケーションが図れます。
リフォーム前
リフォーム後
今までの吊戸をカップボードの上部に移設したので収納量も変わらず、 カップボードと吊戸の扉面材は同じ柄なので、違和感もありません。
リフォーム前
リフォーム後
ご覧いただきまして、ありがとうございました。
『対面キッチンの吊戸移設と壁開口部の拡張』 はいかがでしたでしょうか?
住まいるパートナーでは、建築士アドバイザーによる現地調査を行い、ご要望をお伺いした上でご提案を差し上げています。
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