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 当ウェブページを初めてご覧になる方へ。
 このウェブページでは、 『手洗器の増設』 をお考えの方に向け、弊社が施工したリフォーム事例をご紹介しています。
あなたのリフォームの参考にしていただければと思います。ご希望の方にはリフォーム工事もお受けしています。

さて、昨今、手洗器のあり方に変化が見られます。

たとえば、トイレでは
便器背面の手洗器をやめ、新たな配管工事をしなくても手前に手洗いカウンターが付けられる便器（給排水統合型便器）の人気が高まり、 玄関周辺や廊下に手洗器、洗面台、多目的流しやコンパクトシンクを増設したりするケースが増えています。

中には、今回の事例のように食品を扱う事業者さんなどは法令などでトイレへの設置が義務付けられている場合もあります。

当初は法令に沿ってトイレ内への設置を計画しましたが、

法令で必要な寸法の手洗器をトイレ内に設置すると、上図のようにどうにも狭くなります。

そこで下図のご提案をしたところ、許可され工事の運びとなりました。

さて、それでは早速、玄関ホール・廊下への手洗器の設置リフォームをご紹介いたします。

トイレットペーパーが載せてある下から２番目の棚上には、分かりづらいのですが、 以前使っていたと思われる給水管があり、止水キャップが付けられています。
調べてみると水は来ているので、玄関側への給水に利用します。

玄関ホールへの設置でしたら広さも十分で、排水配管の距離も当初の計画とさほど変わりません。
トイレ内にあるよりは数段使いやすいと思います。

また、この位置なら外出から戻った際にも使いやすいですね。

配管作業開始

玄関への給水経路になる下二段の棚は撤去します。

ここから延長し、

玄関ホールへと給水します。

先ずは玄関ホールへの貫通孔を開けます。壁を傷めないようにトイレ側、続いて玄関側と2回に分けて作業します。

トイレ側と

玄関ホール側です。

排水は室内から防水コンセントがある壁を貫通させ、外壁下部を露出配管し

便器背面となる外部の排水管に接続します。

壁内に障害物が無いか確認して

下穴を開け、

内部、外部から貫通孔を開けます。

ピタリと綺麗に開きました。

次に給水配管作業です。玄関側でパイプが目立たないように、トイレ内で配管します。
止水位置から壁面迄の離隔距離を測って配管経路を決めます。

手洗器を設置する壁です。右側の給水管にはソケットがつきました。
左側は先ほど開けた排水用の貫通孔です。

止水栓を取り付けます。

止水栓周りはワン座で化粧します。

止水栓を開栓して通水確認します。

続いて排水配管です。まず、外部への排水部をエルボで作ります。

壁から出た配管は直下に下げ、外壁下端の目立ちにくい所を横引きしていきます。

配管を留めるサドルバンドを取り付け、

パイプを通して仮付けします。

次に、壁から出たエルボにパイプを差し込み、横管との接続位置を当たります。

建物出隅の配管端部にエルボを取り付け、横引き管の位置と長さを決めたら、

壁からのエルボと縦パイプを糊付けします。

縦管と横引き管の接続には僅かなズレがあります。本来なら部材を組み合わせて配管するのがセオリーですが、
圧力がかからない排水管でもあり、バーナーで炙って曲げ加工することにしました。

こんな具合に徐々に炙って加熱し、

実際に当てがって角度を調節していきます。

配管のズレが良い感じに補正されました。

次に、既存の排水管との接続作業です。
先ずは既存のマス蓋を外して新規のパイプを取り込む排水継手を上から挟み込みます。

次に建物出隅まで来ているパイプにエルボを取り付け、継手までの距離を測って

パイプをカットして、あてがってみます。

排水継手と配管を仮付けしたところです。

そして引込む排水継手まで伸ばします。

排水管に勾配を付けサドルバンドを固定していきます。

加工した横引き管と縦管も糊付けしてエルボで接着します。

良い感じです。

排水継手も接着し、

マス蓋を戻します。

配管を決めたところで、サドルバンドを追加設置すれば外部の排水配管は貫通部のエルボ周りのシールを残して一段落です。

手洗器の取り付け

続いては手洗器の取り付けです。
手洗器固定のため、枠材を木下地として取り付けます。先ずは、柱間の寸法に合わせてカットします。

固定するビスの頭にキャップが取り付けられるように座彫りしておきます。

準備が出来たら柱と間柱にビス留めします。

キャップを付けました。

手洗器を掛けるブラケットの位置を確認し、

取り付けます。

ブラケットに手洗器を固定します。

水石鹸容器を取り付けます。

排水トラップを取り付け、外の排水配管に接続します。

水栓金具を取り付け

止水栓と水栓金具をステンレスフレキ管で接続します。

接続出来たら動作確認です。止水栓を開栓し、

給水と排水の漏水をチェックします。

最後に外部から排水配管の貫通孔をシール処理すれば、

玄関ホール（廊下）への手洗器の取り付け完成です。

玄関とトイレの間仕切壁と手洗器、給水配管の位置関係です。

玄関ホールですが、違和感ありませんでしょ。

最後まで、ご覧いただきまして、ありがとうございました。
『玄関ホール（廊下）への手洗器の設置』リフォームはいかがでしたでしょうか？

弊社では、他にも以下のような多目的流しやコンパクトシンクの取り付けリフォームも承っています。

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