- ホーム
- 諏訪原団地のリフォームTOP
- 浴室前のクッションフロア張替
改装工事の一環として、浴室入口の床のブヨブヨを補修し、
フローリング調から大理石調のクッションフロアに張り替えました。
リフォーム前 リフォーム後
リフォーム前 リフォーム後
作業内容は以下でご覧いただけます。
先ずは、凹む床を解体してみます。
下地板は1尺(303㎜)×6尺判(1818㎜)の合板でした。
合板は、薄く切った単板の繊維方向を縦横互い違いに重ね合わせて、
接着剤で熱圧着されています。
床のブヨブヨは、接着剤が経年劣化し、
縦横互い違いに熱圧着された単板の肌別れが原因で起こります。
肌別れした合板の床板を剥がすと
床下はタイルの切れ端や、モルタルの塊等々
新築時の廃材が片付けられていないみたいで、
置き去りにされていました。
手直しに取り掛かる前にキレイに取り除きました。
床の補修のポイントは、
床板を支えている根太(ねだ)と根太の間に新規を追加して、
床板を張ったことです。本数が増えることで補強にもなります。
洗濯機置場の下にも、際根太(きわねだ)を伸ばし、
柱と大引きに固定します。
張り替える床の位置まで床板だけを丸ノコや
レシプロソーを使ってカットしていきます。
次に、新たに作り直す床側に根太を支える根太掛け(ねだがけ)を留めます。
根太と根太の間に新しい根太を追加しているところです。
根太と根太の間隔は今までの半分ほどになりました。
特にこの床のように、
トイレ、洗面、脱衣、浴室の出入り、洗濯機の利用などで踏まれる回数が多い床では、
補強を入れることに大変意義があると思います。
重量物を置く場合なども、このように根太間を狭くします。
床板の端に当たる根太間には、際根太(きわねだ)も追加し、
経年で緩んでいた大引き(おおびき)の締め直しや、
クサビも追加しました。
床下地を終えたら、
床板は特類の構造用合板を貼っていきます。
床は、浴室入口から、洗濯機置場と和室の可動棚収納にかけて
やり替え、
専用ビスで細かいピッチで留めていきました。
大工が終わると内装工の作業ですが、
これは、不陸調整のために床に粗パテを打ったところです。
乾いたら表面を平らに均していきます。
粗パテ調整が終わったところで、
更に強固・硬化剤を配合して仕上げパテを打ちます。
凹凸によっては、何度かパテ処理を行わなければなりません。
仕上げパテが乾いたところで、クッションフロアの貼り付け面を
平らに削って均していきます。
パテ調整が終わると、クッションフロアを仮敷きし、
両端部から巻き上げて置きます。
巻き上げ後、片側から接着剤を満遍なく塗りこんでいき、
巻き上げたクッションフロアを引き延ばしながら、
空気を追い出して、密着させ、
出隅には切れ目を入れて
少しずつクッションフロアを床の形に合わせていきます。
片側を終わらせてから、反対側も同様に
接着剤を床に
満遍なく塗布して
巻き上げたクッションフロアを引き延ばしながら、
空気を追い出して、密着させ、
部屋の形に合わせてカットできれば、
完成です。
リフォーム後 リフォーム前
住宅の中で床のブヨブヨが起こりやすい場所は、
人のよく立つ位置や出入りが頻繁なところです。
例えば、キッチンの加熱器やシンクの前、洗面化粧台の前、
居室の入口や人の動線部分、階段の降り口などです。
また、地上階では、湿気が原因となるケースもあります。代表的なのは押入れの床です。
症状が同じでも原因が異なる場合があるので、
状況にあわせた対処方法が必要です。
床の補修とクッションフロアのやり替えは住まいるパートナーにご相談下さい。
ご相談は下記からどうぞ。
こちらのお宅 【 和光市諏訪原住宅(団地) 】 で実施した他のリフォーム工事は
以下からご覧になれます。