ケレンとは、塗装面を塗装に相応しい状態に処理することを言います。
『塗装に相応しい状態』というのは、

  • 塗膜が完全に剥がされた状態。
  • 活膜の塗膜面に新たな塗料が密着するように細かな傷が付けられた(目荒しされた)状態。
  • 錆が落とされた状態。
  • 膨れ・浮き・剝げかかった塗膜、汚れ、固着物を落とし細かな傷が付けられた(目荒しされた)状態。

これらの処理を総称して『ケレン』と言いますが、
構造物の種類、塗装面の状況、ご予算やご要望によりやり方は異なってきます。
肝心なことは新たに塗る塗膜を次回の塗り替え迄、長持ちさせることです。

スクレパーや皮すき、研磨材によるケレンでは、
こんな風に周りに塗膜や錆、汚れのカスが積もるほどになります。 ケレン作業

下屋に積もっている白い粉は、剥がれてきたあげ裏の塗膜をケレンしたものです。 あげ裏の塗膜をケレン

このような研磨材で丹念に塗膜表面を擦っていきます。 研磨材

浮いた塗膜は剥ぎ取り、地金を出します。 浮いた塗膜を剥ぎ取る

ケレン後

皮すきやスクレパー、研磨材でケレンし清掃後、 錆びが出てきている部分には、錆還元剤を使ってのケレンを実施します。 錆還元剤

状況に応じてカップリングブラシ、サンダーなどの電動工具を使ったケレンも行います。 電動工具を使ったケレン よく、品質の高い塗料のことばかり強調する業者がありますが、 下地が悪ければどんなに高価な塗料を塗ったところで、 すぐに剥がれてきてしまいます。

特に傷んだ木部・鉄部・塩ビ部分ではケレンを丁寧にやることが、
塗膜の持ち、仕上りを良くします。

ただ、まともにやろうとすればするほど、とても根気のいる作業です。

俗に『段取り8分、仕事2分』などと申しますが、
住まいるパートナーでは、
塗装こそ『ケレン8分、塗り2分』と言っても、決して言い過ぎではないと思っています。

傷み具合によっては、過分の手間と費用が掛かるので、
長い目で見れば塗装ではなく、別の改修の選択肢をお選びいただいた方がリーズナブルな場合もあります。

もちろん、塗装以外の工事もお引き受けいたします。



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