急勾配屋根(平板スレート瓦葺)の木造住宅の外壁/屋根塗装リフォーム工事のご相談・見積をご検討ならご相談ください。
外壁塗装リフォーム承り地域
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お読みいただく前に
この『外壁塗装リフォーム見学会』はリフォーム前後の遠景写真を紹介するだけではありません。
接写画像を用いて作業の様子や工事のポイントなども公開しています。
もし、業者探しをなさっているなら、弊社の仕事振りをご覧いただいてから、お考えいただくのはいかがでしょうか?
プロローグ
一口に在来木造住宅といっても外部の仕様はさまざまです。
今回ご紹介の住宅が、ご自宅と異なる仕様であっても、共通工事や取り組む姿勢は同じですので、 弊社での作業の雰囲気は掴んでいただけると思います。
まずは、今回の建物の外部仕様をご紹介します。
仕 様
外壁
2階屋根
1階屋根
上げ裏
雨樋
窓
雨戸・戸袋
破風・鼻隠し、
飾りヤギリ(換気口)
庇類
勝手口ドア
塗装以外
目 次
それでは、リフォーム前の状況からご覧下さい。
2階屋根は急勾配屋根を寄せ合わせた多面形状です。
北側は、生け垣があって、湿気が多いせいか、壁面に苔が生えています。
電気メーター板も傷んでいます。
湿気は外部でも建物に影響を与えます。
以前の在来木造住宅の破風板(黄枠)は
木製で塗装仕上げが多く、日のよく当たる場所だと、他より早く劣化します。
よく見ると上げ裏の塗膜も剥がれてきています。
近くで見るとこんな感じです。
手で触ってもボロボロ剥がれてきます。
また、外壁や雨戸を手で擦ると
埃と一緒に塗膜の粉が付きます。
これは、塗膜劣化のサイン、
『チョーキング』です。
表面がこの状態になると水をはじく力は弱まります。
そのまま放っておくと塗膜が剥がれたり、
かすれて下地が出てしまいます。
長年放置されたトタン屋根がそのようになっているのを見たことありませんか?
次に、実際の作業の様子をご覧いただきます。
屋根も塗り替えるので、屋根にも足場を掛けます。
その場合は、2階建てでも、3人以上で作業するほうが効率的です。
架設足場には種類がありますが、 肝心なのは、作業者がいったいどんな足場の上で作業をするかです。
写真をご覧いただくとお分かりのように、
弊社ではパイプの上にのって作業する
パイプ足場を原則使用いたしません。
しっかりブラケットに固定される『踏み板』式を採用しています。
パイプの上で作業するパイプ足場より、
断然作業がしやすく安全で、道具や資材の仮置きもできるからです。
そして、架設には専門職があたっています。
なぜ、このように申し上げるかというと 専門職でない者が架設しているケースもあるからです。
事実近年、コスト削減とはいえ、安全性に欠ける足場も随分と多く、
足場からの転落や落下による事故も多発しています。
そして、怪我ですまないケースが増えています。
住まいるパートナーでは、足場での事故をできるだけ防ぎ作業の安全性と効率性を高めるために、
くさび緊結式ステップ足場を使用しています。
急勾配の屋根の塗装をする場合の屋根足場は
転落を防ぐため、軒よりも高くし、屋根の上にも手すりを取り付けます。
当たり前に思えるかも知れませんが、やらない業者もあります。
養生シートですっかり覆われました。
足場架設前
足場架設後
一日で足場は完成しました。
ケレン清掃とは、劣化してささくれ立った木部の塗膜や 鉄部のめくれかえった錆びを擦り落としたり、 塗膜のくいつきを良くするために、塗装面へ細かな傷を付ける作業です。
職人さんが使っているのは、こげ落としのような道具です。
上げ裏のケレンを済ませたところです。
下屋が白いのは剥がした塗膜が積もったものです。
直接、風雨や太陽の紫外線にさらされる
南側の破風板部分はご覧のように劣化しやすいものです。
ケレン清掃後は建物を全体的に高圧洗浄します。
その前に、建物の周囲に置かれている鉢や荷物類を移動させます。
このお宅のようにお隣に近い場合は
養生シートを二重に張って作業するケースもあります。
というのも、ご覧の通り、高圧洗浄水の勢いはとても強いので
通常の養生シートだけでは、シートの隙間から飛び散ってしまう場合があるからです。
一手間掛けるのは、十分に洗浄をするためでもあるわけです。
高圧洗浄は、地上のコンプレッサーから長いホースで給水します。
アシストの働きが良いと、安全に効率よく作業でき、洗い上りも違ってきます。
洗い上りが良ければ、塗装の仕上がりも良くなります。
また、こちらをご覧下さい。
弊社では、高圧洗浄機への給水に、
フロート付き止水栓備え付けの貯水槽を利用しています。
ですから、水の垂れ流しもなく、水浸しにもなりません。
洗浄に必要な水しか使わないので経済的です。
外壁部のヒビに限らず、隙間などにも塗装前にシール処理をします。
外壁部の細いヒビ割れは、
ヒビにシールを擦り込んでから、下塗り・中塗り・上塗りと塗り重ねていきます。
もちろん、下塗りの微弾性サフェーサーで埋まるものは、
サフェーサーがシールの役目をします。
今回の塗装仕様は
鉄部はケレン清掃後、錆び止めを下塗りし、 その上に中塗り・上塗りと2度塗りしていきます。
木部は、ケレン清掃後2度塗りします。
茶色に塗られた部分は下塗りの錆び止めが塗られたところです。
釘頭一本一本に、錆び止めを塗っています。
これは、棟板金、ケラバ板金に錆び止めを塗った所です。
板金部の所々が白いのは留めている釘頭にシールを塗ったものです。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、
破風板(ケラバ板金の下のグレーの木部)にも錆び止めが塗られています。
これは、間違えて塗ったわけではありません。
ケレン後に木の地が出てしまったので、 塗料の吸い込み止めのために塗ったものです。
塗料メーカーの標準施工仕様ではありませんが 仕上げ塗材を直接2度塗りするより仕上がりがよくなります。
また、破風板の突き付け部分にもシールを打ちました。
木部・鉄部の下塗り後は外壁部の塗装となります。
ローラー刷毛を転がしながら塗っていくので、 塗料が垂れたり、しぶきが飛び散ります。
しかも、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りなので かなりの量になります。
ですから、外壁以外の部位には養生をします。
よく
『後から塗る部分に塗料がついても、上から塗るので大丈夫。』と
思われがちですが、
厚みがのる外壁の塗料の場合、 垂れ跡やしぶきのボツボツが出てしまいます。 養生の違いは、仕上がりにもでます。
後ほど、庇の仕上がり具合はお見せします。
縦樋、霧除け、戸袋
屋根
バルコニー回りです。
手すり、竿掛け、室外機、窓回り、笠置板金
基礎回り
植木類
エアコン室外機
壁と屋根の取り合い
『微弾性サフェーサー』という下塗材で、 仕上げ塗材の塗布面となる下地を整えます。
旧塗膜のヘアークラック(髪の毛ほどの太さのヒビ:0.3㎜以下のものをいうようです。)や、 巣穴などは1回塗りで埋めてしまいます。
いったん隙間に入ると塗膜に微弾性があるので 防水性も向上させてくれます。(メーカーのカタログにより抜粋)
また、旧塗膜を強固に密着させ、仕上げ塗材との付着性も高める効果があります。
もともとの『微弾性サフェーサー』は白色ですが、一手間掛けて 仕上げ塗材と同系色に調色してから塗る場合もあります。
なぜか?
同系色としておけば、
外壁面に傷がついたりや塗膜の劣化によるかすれが進んでも
ムラになりぬくいからです。
着色材を加えてハンドミキサーでよく掻き混ぜます。
あらかじめ塗りづらい部分は刷毛で奥まで塗りこんでおいて、
それから、ローラー刷毛で転がしながらタップリと塗りこみます。
上げ裏も壁や破風との取り合いを先ず刷毛で丹念に塗ってから、
ローラー刷毛で転がして塗り込んでいきます。
上げ裏と壁の下塗りが終りました。
下塗りと仕上げ塗り(中塗り+上塗り)の塗料は違います。
住まいるパートナーでは、中塗りと上塗りは同じ塗料を重ね塗ります。
中には、仕上がりと異なる色を中塗りに使って、 その上に仕上げ塗りをする業者もあるようですが
同じ色をキッチリ2度塗ったほうが同じ塗膜が厚く付き、 傷がついたり、チョーキングで表層樹脂の分解がすすんだとしても 下地・ムラ・かすれが出にくいと思います。
上側が下塗りです。
左が中塗り、右が下塗りまで終ったところです。
中塗りの方が艶があります。
こうして、中塗り・上塗りと塗り重ねます。
それでは、
をご覧いただきましょう。
塗り替え前は、所々色がさめてきてまだらに見えます。
平板スレート瓦屋根の塗装をする場合、 洗浄前に平板スレート瓦の重なり部分の旧塗膜の縁切りを確認します。
なぜか?
下塗り(シーラー)後、
平板スレート瓦の重ね目に縁切りを材挿入するためです。
これです。
平板スレート瓦屋根(コロニアル・カラーベスト等)の場合、 塗装の際、そのまま塗ってしまうと、 瓦の下に浸み込んだ雨水を外部に排水するための 瓦の重なり部分の隙間が塗膜で塞がれてしまいます。
つまり、そのまま放っておくと、 しみこんだ雨水の逃げ場が無くなって 建物内部に回ってしまいます。
塗装前に縁切り部材を挿入しておくと、重なり部分の隙間が保たれ、 漏水や屋根下地の腐りを防ぐだけでなく、 仕上がったあと、塗膜の縁切り作業をしなくてすみます。
つまり、仕上がり面の汚れや破損を防ぐことが出来ます。
このような途中経過は、遠景のビフォー・アフター写真を見ただけでは、 どの程度実施されているかは、分かりません。
塗装工事の品質を見極めるのが難しい所以です。
屋根の平板スレート瓦と棟板金の下塗りが完了したところです。
平板スレート瓦部分の下塗りはこの写真をみただけでは、分かりづらいのですが、
接写を見ると表面はテカっています。
下塗り前は同じ黒でもさめています。
屋根・板金部の中塗り
屋根の板金部と平板スレート瓦部とは下塗りは異なる塗材で塗りますが、
中塗りと上塗りはどちらにも塗ることができる塗材で同色に塗ります。
この場合の塗り方は板金部中心に 塗りづらい平板スレート瓦との取り合い部を先に刷毛で塗り込みます。
下はケラバ板金と平板スレート瓦との取り合いを塗っているところです。
棟板金、ケラバ板金、谷板金の中塗りです。
雪止め金具回りです。
そして、板金部との取り合い部を一通り塗り終えたら、後からまとめてローラー刷毛で塗り込んでいきます。
同様に上塗りします。
平板スレート瓦の重なりの縁が切れているのが分かりますか。
よく見ると、縁切り材が入っているのも分かります。
屋根全景です。
作業の経過をご覧下さい。
塗り替え前
ケレン掛け後
鉄部・木部の下塗り
上げ裏と壁の下塗り
下塗りが仕上がった所
中塗り作業中
中塗り完了
仕上がり
破風板の突き付け部分の隙間も埋まりました。
塗り替え前
塗り替え後
アナログTVアンテナは撤去しました。
換気飾りの接写です。
上げ裏の塗膜が剥がれたところをご覧下さい。
内部の壁の下塗りをしているところです。
仕上がり
平板スレート瓦、板金及び木部の下塗りが終ったところです。
その後、下屋に養生をし、壁の下塗り、
中塗り・上塗りまで終わったところです。
次に、下屋の破風板を塗り終え、
平板スレート瓦と板金も仕上がりました。
下塗りまで終ったところ。
仕上がりです。
板金に下塗りの錆び止め塗布後、壁の下塗り前の養生まで終ったところです。
壁の下塗りだけが完了したところですが、養生の上には細かいしぶきと垂れがついています。
壁が上塗りまで仕上がって養生が剥がされると
当然、庇の上には、外壁塗料の垂れやしぶきがありません。
下地が平滑だと、仕上がりは鏡面のようです。
他もいかがでしょうか?
鋼板製の勝手口ドアは仕上げの色に合わせて白い錆び止めを下塗りします。
下塗りの錆び止めも仕上げ色によって使い分ける場合があります。
仕上がり(外壁も仕上がっています。)
※塗装前の右上のクラックも塗装後でご確認下さい。
現場にスペースがある場合、雨戸の塗り替えは
このように、ブースを設営しておこなうこともあります。
なぜか?
それは、大変仕上がりの良い吹き付け塗装をするためです。
非常に塗着効率の良い塗装ガンできめ細かい粒子が表面を滑らかに仕上げます。
ですから、刷毛やローラー刷毛と違って刷毛目が全く出ません。
塗った雨戸を乾かすのにお近くのフェンスをお借りしました。
ご協力ありがとうございます。
例えば、2度塗りでこんな感じに仕上がるのですが、写真では分かりませんね。
今回の雨樋の仕様はケレン清掃後、仕上げ塗料2度塗りです。
先に塗りづらい部分を丹念に塗り込んで、
あとから全体を塗っていきます。
ここは、3回塗りで仕上げています。
鼻隠し板の接写です。
中塗りまでおわったところです。
十分乾かしてから上塗りします。
仕上がりです。
塗装以外の工事もご安心下さい。
外装リフォームでは、作業開始後にいろいろと傷んでいる部位が発覚する場合があります。
そんなケースでもご安心下さい。
住まいるパートナーでは、様々なリフォーム工事に携わってきた建築士が 監督として見守っていますので速やかに対応策をご提案いたします。
こちらのお宅では、『電気メーター取り付け板』を『メーターボックス』に交換します。
『電気メーター取り付け板』 の交換といっても 一旦メーターを外して板を交換しなければならないので、 作業中は停電します。
この作業は電気工事の有資格者でないとできません。
生け垣の湿気のせいか、木製の板は傷んでいます。
新しい板は、樹脂製なので腐りません。
水準器で水平垂直を合わせて
固定します。
最後にボックスを被せれば取り付け完了です。
ボックスの周囲をご覧下さい。
以前の板よりボックスの方が小さいので、古い外壁部分が出てしまいました。
ご覧のように
塗装の前に交換を済ませておけば、キレイに塗り替えることが出来ます。
このように当たり前に思える段取りですが、 外部工事は天候にも左右されるので予定通りにいくとは限りません。
特に、複数の種類の工事が重なると調整が難しくなります。
様々な工事現場を監督として、そつなくこなしてきた方でしたら、 国家資格である建築士や建築施工管理技士でなければならない理由はありませんが、 現場の進行が難しいのがリフォーム工事です。
弊社では、専任の建築士があなたの住まいの全般について リフォーム工事のご相談からプランニング・監督・お引渡しまで一貫して担当していきます。
苔が生えていた壁は塗り替えられ、電気メーターは新しいメーターボックスに納まりました。
最後まで、ご覧いただきまして、ありがとうございました。
『外装リフォーム見学会3 在来木造住宅 外装改修工事』はいかがでしたでしょうか。
建物の外装について気になることが、いろいろおありでしたら、 複合工事は、住まいるパートナーにお任せ下さい。
住まいるパートナーでは、
様々な職種を必要とする複合的な工事であっても、窓口一つでお打ち合わせができます。
建築士があなたと同じ目線に立って、お困りごとやご要望の解決方法を考え、我が家同然の思いで丹精込めて仕上げていきます。
リフォーム業者をお探しで 『仕事振り』 も大切だとお考えでしたら、是非、弊社にご相談下さい。
外壁塗装リフォーム承り地域
埼玉県 朝霞市 和光市 新座市 志木市
東京都 練馬区 板橋区 西東京市 周辺
以下では弊社の施工事例で作業の様子、施工のポイント、仕上がり具合などを詳しくご紹介しています。
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