練馬区には 
介護保険制度とは別に、要介護・要支援の認定を受けていなくても
65歳以上であれば、
日常生活動作に何らかの困難があり、 住宅内の改修が必要と認められる方

介護保険制度と同様、
住宅改修にかかる費用の1割相当額の負担で、改修工事の給付を受けることができる

練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業』

という制度があります。
※ 改修に掛かる費用が限度額の20万円迄の場合です。
※ 限度額超過部分については全額利用者負担となります。

ただし、この制度は、

『練馬区住宅改修の協定事業者』だけが工事できる点が 介護保険の住宅改修と異なります。

手すりをつけて転倒防止 手すりの取り付けリフォーム

浴室の段差解消リフォーム 居室の段差を解消するリフォーム

 

ですので、『協定事業者』以外からは、『事業』についての説明は受けられないかもしれません。
こちらから『練馬区の自立支援住宅改修給付』をご確認いただけます。

広く告知されている介護保険の住宅改修制度はご存知でも、 練馬区独自の高齢者自立支援住宅改修給付事業を知らない方も多いようです。

今回、この制度をご利用なさった施主様も当初ご存知ありませんでした。

皆さんの中には、要介護・要支援の認定は受けるほどではないけれど生活に不便を感じている方も多くいらっしゃると思います。

そこで、
『練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業』 を利用して行う工事、 2万円以内のご負担でできる工事がどんな内容なのか?(該当工事費用が20万円迄の場合) お知りになりたい方向けに、 弊社が実施した、階段手すりの取り付け工事を一例としてご紹介しようと思います。

国の制度と違い、区の制度だから簡単な工事しかできないのではないかと 疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなこともありません。

ご紹介する階段手すりの取り付け工事はどちらかといえば、 手間の掛かる『壁の木下地が胴縁(どうぶち)の場合の階段手すりの取り付け工事』 です。

それでは、ご覧下さい。

壁の木下地が胴縁(どうぶち)の場合の階段手すりの取り付け工事

階段手すりは、普段の昇り降りの際には、それほど荷重が掛かりませんが、 足を滑らせて咄嗟につかまる際には、かなりの荷重が掛かります。

ですから、手すりは壁へと堅固に取り付けをすることが肝心です。

それには、手すりを壁に固定する取り付け金具(ブラケット)が

手すりを壁に固定するブラケット

しっかり固定できなければなりません。

ところが、『壁の造り』にも種類があって中には、しっかり固定できないものもあります。
というより、階段手すりを後付けする場合は、壁に手を加えず、適正な位置にブラケットが取り付けられるケースのほうが少ないようです。

というのは、既存の壁には理想的な位置にブラケットの固定に適した下地があるとは限りません。

そこで、任意の位置にブラケットが固定できるように部材(ブラケットベース)を壁に固定してから、 ブラケットの固定に使う部材 これに取り付けていきます。

もちろん、このブラケットベースはしっかり固定されなくてはなりません。

時々、ブラケットとブラケットの距離がずいぶん離れている手すりがありますが、御注意くださいね。

それと、昨今の新築住宅では、将来を見越して、手すりの後付けが容易にできるように、 予め下地を、入れておくケースもあります。

おや、何をしていると思いますか? 階段手すりの取付リフォーム これは、磁石を使ってビスの位置を調べているところです。

このお宅では壁のボードが胴縁(どうぶち)という横方向の木下地(もくしたじ)に留められているので、 胴縁を留めているビスの位置を調べれば、胴縁の入っている位置や方向が分かるわけです。 階段手摺設置前の準備 ビス位置の印をつなぐとスケールをあてたように胴縁が入っていることがわかります

胴縁は、柱や間柱と共にブラケットベースを固定する木下地として利用します。

丹念にビスの位置を拾いながら、下地の入っている位置に 手すりの下地 チョーク墨を付けていきます。チョーク墨は水拭きで落ちます。

柱や間柱の位置は建築モジュールによっておよそ決まっていますが、胴縁の位置も予め確認して墨付けしておくと ブラケットベースが固定しやすくなります。

まずは、階段昇り始めのこの位置にブラケットベースを取り付けていきます。

手摺の取付位置

手すりの取り付け高さは、実地にご利用者様に手すりを握ってもらって確認します。 手摺の高さ 踏み板の突端の上端から750㎜の高さに決まりました。

ブラケットベースの取り付け高さの位置は手すりの高さから逆算します。 ブラケットベースの高さ

ブラケットベースは、階段の傾斜に合わせて取り付けていきます。 傾斜にあわせて取付

ブラケットベースの角度が変わるところは突き付けで処理しますので、慎重にカットして、仕上がりにも配慮します。 ブラケットベースを慎重にカット

ブラケットベースの突き付け部分の角度が整ったら固定していきます。 ブラケットベースを固定 先ほど調べた下地になる胴縁、柱、間柱にビス留めしていきます。

ブラケットベースの端部は切り口を隠すエンドカバーを取り付けます。 ブラケットベースを慎重にカット

ブラケットベースが固定できたところで手すりを取り付けるブラケットを規定の位置に設置して、 ブラケットの取付 手すり棒の長さを合わせ切り、連結するフレキシブルジョイントを取り付けます。

上段側の手すり棒からブラケットに固定して、 フレキシブルジョイントの調整

下側の手すり棒の端部には、袖口が引っ掛らないようにL型エンド部材を取り付けて 袖口が引っ掛からないように

フレキシブルジョイントの角度を調整しながら、ブラケットに固定していきます。 手摺を固定

次に、2階から取り付けていきます。 階段手すりの取付

途中の窓の部分は、施主様のご要望で、手すりの設置はいたしません。

2階からの降り始めの曲がり角までのブラケットベースを先に固定し、

ブラケットベースを柱に固定
ブラケットベースを取付
 

それから、下段側を固定すると ブラケットベースを取付

美しく納まります。 ブラケットベースを取付

ブラケットベースの取り付けが順調に進んでいます。 ブラケットベースを取付 階段のササラ桁の角度にブラケットベースの角度が合っていると納まりが良いと思いませんか?

それから、ブラケット、エンドベースを取り付けていき、 エンドベースの取付

最後に手すり棒を取り付ければ 手摺の取付

完成です。 リフォーム後

階段昇り始めの部分です。

手摺取付リフォーム前 リフォーム前

手摺取付リフォーム後 リフォーム後

            

2階から見たところです。

階段手すり取付リフォーム前 リフォーム前

階段手すり取付リフォーム後 リフォーム後

  

階段のつくりによって、工事費は異なりますが、 『練馬区高齢者自立支援住宅改修事業』 がご利用いただけると、 概ね2万円以内のご負担でこのような手すりを取り付けることが出来ます。

工事後には、練馬区高齢者相談センターの介護支援専門員さんによる工事完了確認も受けられるのでご安心いただけます。

要介護・要支援の認定を受けていなくても、練馬区の方であれば、支援制度を使って工事をすることができます。

練馬区の浴室にも手すりがつけられます

練馬区高齢者自立支援事業によるバリアフリー工事は、 福祉住環境コーディネーターと建築士資格を併せ持つアドバイザーが お引き渡しまで一貫して担当する住まいるパートナーにお任せください。
詳しくは、『住まいるパートナーのバリアフリーリフォームの特長』をご覧ください。

それと、支援制度以外の改修工事を同時にご希望の場合でもお声掛け下さい。



お問い合わせ先

介護リフォーム工事の承り地域
朝霞市 和光市 新座市 志木市 
練馬区 板橋区 西東京市 周辺



バリアフリーリフォーム

お年寄り(高齢者)の寝室(部屋)にミニ(コンパクト)キッチンとトイレの増設

キッチンとトイレ増設前

リフォーム前

キッチンとトイレ増設後

リフォーム後

お客様の要望

●『お母さんの寝室からはトイレとキッチンが遠いので、近くに設置できないか?』

リフォーム概要

お母さんの6帖の部屋(寝室)の幅1間の押入れ収納をトイレに改装しその横へとミニ(コンパクト)キッチンを増設しました。 お年寄りの利用に配慮された器具類のご説明もしています。

【 板橋区双葉町 】 事例を詳しく見る »


『練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業』 を利用した階段手すり取り付け工事

手すり取付け前

リフォーム前

手すり取付け後

リフォーム後

介護保険制度とは別に、65歳以上であれば、要介護・要支援の認定を受けていなくても) 一定要件を満たせば、介護保険制度と同様、住宅改修にかかる費用の1割相当額 (限度額の20万円迄の場合)の負担で改修工事の給付を受けられる 練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業 を利用した階段手すり取り付け工事をご紹介いたします。

【 練馬区南大泉 】事例を詳しく見る »


階段昇降機設置工事

階段昇降機取り付け前

リフォーム前

階段昇降機取付後

リフォーム後

手すりでは、昇り降りがままならない。ホームエレベーターでは、費用が掛かりすぎる。そんな場合に、市の補助制度を受けられる階段昇降機のご検討はいかがでしょうか?実際の階段昇降機の取り付け作業を事前工事からご覧いただけます。
介護保険制度での補助はありませんが、各市区町村の自立支援の補助事業等で助成されるケースが増えています。
朝霞市では、『介護保険要介護要支援者され、日常生活上で階段昇降機の取り付けが必要と認められた人に上限で466,000円の補助金が支給されます。

介護保険ご利用工事
【 朝霞市三原 】 事例を詳しく見る »


在来浴室を在来浴室のままバリアフリーリフォーム

浴室リフォーム前

リフォーム前

浴室リフォーム後

リフォーム後

お客様の要望

  • 脱衣所と洗い場床の段差を解消したい。
  • 深くて狭い和風浴槽を浅めでゆったりつかれる洋風浴槽にしたい。
  • 手すりを増やしたい。

 細部の見直しが必要な在来浴室のバリアフリーリフォーム。システムバスが年々増え、工事件数も減り、やらない業者も出てきました。工事前から工事完成までの様子を 『Webリフォーム見学会』 として会話調のストーリーで一挙公開いたします。
 在来浴室リフォーム工事をご検討でしたら、この事例をご覧になってからご相談下さい。
また、この工事は、お客様ご負担金額10万円未満の補助金利用の在来浴室バリアフリー工事でもあります。大変記事が長いので体力のある時にご覧下さい。

介護保険と住宅改修支援事業を利用した浴室改修工事
【 和光市南 】事例を詳しく見る »


真壁(しんかべ)の回り階段に後から手すりを取り付けるリフォーム工事

手すり取り付け前

リフォーム前

手すり取り付け後

リフォーム後

こちらのお宅には、2階廊下に新築時に大工さんが造作した 『手作りの手すり』 があります。このぬくもりを感じる雰囲気を壊さないように、階段手すりも取り付けてみました。 リフォームの詳しい内容もご覧いただくことができます。

【 朝霞市栄町 】 事例を詳しく見る »


お風呂の手すり取り付け事例1(在来浴室)

浴室手すり取付け前

リフォーム前

浴室手すり取付け後

リフォーム後

お客様の要望

  • 浴槽への出入りと立ち上がりにしっかり掴まれる手すりが欲しい。

作業の様子もご覧いただくことができます。

【 新座市栗原 】事例を詳しく見る »


お風呂の手すり取り付け事例2(在来浴室)

浴室の手すり取り付け前

リフォーム前

浴室の手すり取付後

リフォーム後

お客様の要望

  • 浴槽内での姿勢を保持するL型手すりが欲しい。
  • 浴槽の出入りの際にしっかり掴まれる縦手すりが欲しい。
  • 洗い場での立ち上がりのサポート手すりが欲しい。

リフォームの詳しい内容もご覧いただくことができます。

介護保険ご利用工事
【 新座市栗原 】事例を詳しく見る »


脱衣所とタイルユニットバスへの手すり取り付け事例

浴室手すり取付け前

リフォーム前

浴室手すり取付け後

リフォーム後

お客様の要望

  • 浴室入口(脱衣所側)の左右に脱衣の際に掴まりやすい縦手すりがほしい。
  • 浴室入口(浴室内)に浴室から出る際に掴まりやすい縦手すりが欲しい。

リフォームの詳しい内容もご覧いただくことができます。

介護保険ご利用工事
【 朝霞市三原 】事例を詳しく見る »


一般の居室用手すりの取り付け事例

手すり取り付け前

リフォーム前

手すり取付後

リフォーム後

お客様の要望

  • ダイニングからトイレに移動の際の伝い手すりが欲しい。
  • 脱衣所の入口に縦手すりが欲しい。
  • 玄関手すり取り付け

作業の様子もご覧いただくことができます。

【 新座市栗原 】事例を詳しく見る »


玄関アプローチの土間コンクリートのスベリを手頃に防滑処理

防滑塗装前

リフォーム前

防滑塗装前後

リフォーム後

お客様の要望

  • 滑りやすくなった玄関アプローチの土間コンクリートを手頃に直したい。

介護保険制度住宅改修工事の3に該当する 『すべりの防止及び移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更』 に当たる工事です。
リフォーム作業の様子もご覧いただくことができます。

【 練馬区南大泉 】事例を詳しく見る »


階段の薄い板壁への手すりの取り付け

手すり取り付け前

リフォーム前

手すり取付後

リフォーム後

階段の板壁に手すり取付をご希望でしたら、こちらをご覧ください。
階段手すりの取り付けに不適な薄い板壁に堅固に手すりを取り付けます。作業の様子もご覧いただくことができます。

【 朝霞市栄町 】事例を詳しく見る »