左右の壁間の間口に合わせて幅ピッタリに広げたキッチンリフォーム
天板から垂れる水で傷んだキッチン(斜めの床へのキッチン据え付け)リフォーム事例のご紹介
当ウェブページを初めてご覧になる方へ。
このウェブページでは、弊社が施工した
『幅1,950㎜のキッチンを壁々間いっぱいの2,535㎜のキッチンに入れ替えたLDKリフォーム』について
各部位のご紹介をしています。
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ご希望の方にはリフォーム工事もお受けしています。
『私の使い方が悪いのかしら?水が垂れてこうなっちゃったのよ。新しくしてもまたなったら嫌ね。』
リフォーム前
リフォーム後
キッチンリフォーム前のシンク横の天板から水が垂れ、キャビネットの側板を傷めて、床にまで達しています。
奥様からは新しいキッチンでは水がこぼれないようにしたい、とご要望があり
キッチン端部にはエンドパネルを取り付けることになりましたが、原因は使い方ではなかったのです。
原因は床が斜めになっていました。キッチンの左端よりも右端の方が25㎜も低いのです。
僅か2mの距離で25㎜の勾配が付いていれば、天板にチョッと水が溜まるだけで流れ出し、端から垂れてしまします。
今回のリフォームでは床のやり替えは予定していません。
既存の床の上にフロアタイルを張って仕上げていきます。
そこで、キャビネットの下にパッキンを入れ込み水平に据え付けます。
調整後、隙間が僅かならキッチンメーカーが用意している不陸調整用部材を
キャビネット底板の前面に貼り付けられるのですが、
今回はチョッと厳しい状況です。
そこで他の方法で塞ぎます。
キッチンのすぐ下でもあるので、こぼれた水がキャビネット下に流れ込まないように、 コーキング材を打設することとしました。
コーキング材とは継ぎ目・すきまに注入するペースト状(流動性のある状態)の材料で 硬化すると弾性をもち、液体や埃などの浸入を防ぐものです。
10㎜位までの隙間ならそのまま打設できるのですが、 25㎜もあるのに何もしないと打ち込むそばからキャビネット下にどんどん飲み込まれてしまいます。
そこで、一定の深さ以上にシール材が入り込まないようにバックアップ材を詰め込んでから打ち込みます。
バックアップ材を詰め込んだのち、打設する周囲をマスキングテープで養生します。
養生ができました。
カートリッジ先のノズルを太く切り、幅広に打っていきます。
ある程度充填できたら、ヘラで平らに均していきますが・・・幅広に打つのはとても難しい!
何度もやり直しながら、やっと平らに打てました。
マスキングテープを慎重に剥がしていきます。
コーキング材が硬化するまで、マスキングテープで埃除け養生をしておきます。
キッチンは、水平に据え置くことで、キャビネットの狂いや、金物類の偏摩耗を防ぐことができ、 長持ちします。