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このウェブページでは、弊社が施工した『幅1,950㎜のキッチンを壁々間ピッタリの2,535㎜のキッチンに入れ替えたLDKリフォーム』について 『作業の様子』をご紹介しております。
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ご希望の方にはリフォーム工事もお受けしています。

常温でもカビが生えてこない!
オリジナル防カビ糊使用

何度カビ取りしてもすぐに再発する手ごわい壁紙のカビ。
『きっと壁紙を張り替えれば、生えなくなるのでは?』

そう思ってリフォームなさる方は多いのですが、そんなやすやすとカビは止まりません。

というのも、ご存知でしょうか?
現在大手壁紙メーカーが販売している壁紙は そのほとんどが防カビ仕様…防かびクロスとなっているのです。

ところが、ある壁紙カタログの「使用上の注意」に以下のような「注意書き」を発見しました。
『防かび壁紙だけでかびの発生を防ぐことは不可能です。…施工する場合は、完全に除菌、殺菌してから施工して下さい。
中途半端な除菌では簡単にカビの再発生を許す結果となります。』

実際はメーカーがいうように、一所懸命にカビ取り清掃をした程度では カビの再発を止めるのは難しく、再発しないわけではないのです。

いったいそのような壁紙を『防かびクロス』と呼ぶに相応しいのでしょうか?

その理由の一つが壁紙を貼る糊にあります。
クロスに発生するカビは糊を栄養分として繁殖します。

家の内外には、なんと57種類のカビが存在する と言われています。

そのうちで、JIS規格で試験される菌は13種類に限定されています。
『壁紙糊』 については、13種類のうち、3菌にだけ有効であれば JIS規格準拠の 『防かび糊』 として認定されます。

ですから、実際はそれ以外の57-13=44種類のカビに関しては、効き目が 『?』 なわけです。
これでは、多種多様なカビたちの繁殖を食い止めることなんて到底できやしません!

目を見張る!弊社の防カビ薬剤のスペック

弊社が採用している防カビ剤はJIS規格にも認められていますが、 それだけではありません。
建物内外に存在するという57菌すべてを含む、 62菌を用いた試験でも効果が実証されています。

培養試験では、 JIS規格で定めた試験期間(7~14日)よりもはるかに長い28日間で実施しましたが、 カビは全く生えてきませんでした。これは、日常生活に換算するとおよそ5年にあたります。

さて、前置きが長くなりましたが、作業のご紹介に移りましょう。

弊社では壁紙糊に壁紙専用のオリジナル防カビ剤を配合します。規定量を糊バケツに入れ

壁紙糊にオリジナル防カビ剤を配合
壁紙糊をつくる

撹拌器を使ってよく撹拌・混合します。 撹拌器を使って混ぜる 壁紙糊に防カビ薬剤を配合することで、壁紙を張る部分全体を防カビ処理します。

カビが生えていない部分にも防カビ処理するのは、 不必要に思えるかもしれませんが、 一旦カビが生えてしまうとその部屋は生えやすい傾向になるからです。

一つの部屋でカビの生えた部分にだけ防カビ処理をすると カビは防カビ処理された部分を忌避して、条件が整った他の場所、 つまり今まで生えていなかった場所にも転移する可能性があるのです。

極端な例では室内の家具の配置を変えた際、 未処理の壁の前に家具が置かれるとカビが生えだす場合があります。

一旦カビが発生した部屋では再発を防ぐためにも、 一部屋単位で防カビ処理することをお奨めしています。

さて、 通常、壁紙糊に薬剤を入れないで常温のまま保管しておくと 時間が経つうちにカビが生えだします。

ところが、処理済みの糊は一年近く経ってもカビは一切生えてきません。

『エッ?!強すぎて人体にも危険じゃないかって?』

確かに、これだけ強力なら、安全性が気になりますよね。
ご安心下さい。
財団法人日本食品分析センターの試験によると、 急性経口毒性(飲んでしまった場合の毒性)については 『カフェインや食塩よりも安全』 というレベルであることが確認されています。

具体的には、 体重10kgの子供が誤って200ml(牛乳ビンほぼ1本分)を飲んでしまっても大丈夫というレベルです。

目を見張る!弊社の防カビ薬剤のスペック

さて、クロス張りについては 短工期の現場では規模に応じ、複数人で入ることもできます。

今回は二人ですが、複数人の場合は仕事を分担します。
一方が壁紙に糊付けし、他方が張っていきます。 複数人によるクロス張り

ダイニング側の天井から張り始めます。
パテ処理した箇所をペーパーヤスリで均していきます。 ダイニング側の天井の壁紙を貼る準備

防カビ糊は初期粘着が弱いので、天井の施工では、糊を多目に付けます。 カビ取り・除菌作業後

素早く、撫でバケでシワを伸ばしながら張っていきます。 ダイニング側の天井の壁紙を貼る

糊付けが終われば残りの天井は二人掛かりで張っていきます。

天井のクロスを貼る

天井のクロスを二人で貼る

天井は二人の方が早く貼れます。 防カビのりを使ってクロスを貼る

天井を貼り終えました。 天井のクロスを貼ったところ

壁のクロス張りは手分けして貼っていきます。 壁のクロスを貼る 奥の職人も、

手前の職人も 入隅にコークボンドを差す クロスを貼り付ける前に天井と壁の入隅にチューブのようなものから 何かを塗り付けています。

キッチンや洗面脱衣所などの特に湿気が多い部屋では、 時間が経つと端から剥がれやすい傾向があります。

コークボンド

これは、コークボンドと言って、入隅に壁紙を貼り付ける場合、 クロスの端部の接着力を高めることができます。

弊社では水廻りの部屋に限らず、全ての入隅に実施しますので、 手間は掛かりますが、後々までキレイにお使いいただくために励行しています。

目を見張る!
際立つアクセントウォール張り

壁の一部分だけ、クロスの柄を変えて張り分けることを、 アクセントウォールとかポイントウォールと言います。

さて、白い塗り壁調の壁紙を貼り終えたら、 アクセントウォールに使う壁紙に糊づけを始めます。 アクセントウォールの糊付け 石積み柄です。

リビングのテレビの背面となる壁をアクセントウォールにします。 アクセントウォールを貼る

他社が貼ったアクセントウォールでは、 柄違いのクロスをただ張り分けただけの今一歩の施工をよく目にします。 出窓の天井の壁紙の浮き 弊社では、見映えを意識して壁紙を割り付けます。

…と申し上げてもチンプンカンプンですね。

もう少し、具体的にご説明いたしましょう。

アクセントウォールではおもに 疑似的な柄が印刷された幅約90cmのクロスが使用されます。
アクセントウォールで利用される柄は、比較的ハッキリした柄が好まれます。
例えば、タイル、レンガ、石積み、幾何学模様、花柄、大柄など、個性的な柄です。

実際のタイル、レンガ、石積みなどではその道の専門職が 見映えにこだわって施工しています。

ですから、なんとなく柄を貼り合わせていくだけでは、 現実にはあり得ない納まりや仕上がりになったりします。

弊社では、疑似的な壁紙が本物らしく見えるように 現物の施工を意識して取り組んでいますが、 単純に柄合わせして貼るのと違って手間が掛かります。

目に付く出隅・入隅部分とクロスの継ぎ目を できるだけ良い位置に割り付けなければならないからです。

現物の施工では張る場所に合わせて1枚の大きさを加工すれば納められますが、 壁紙ではそれができないので、壁の形に合わせて壁紙を割り付けてから貼り始めます。

右側の白い壁紙部分との取り合いは 石目柄の壁紙を貼る 家電収納兼食器棚を置くため、出っ張らせないようにあえて見切り縁は付けません。

壁紙の柄は縦方向・横方向とも一定の間隔で同じ柄が繰り返し印刷されています。 柄を確認して貼る これをリピートと言いますが、柄の繋がりを確認しながら

実際に石が積まれているように仕上げていきます。 石が積まれているように壁紙を貼る

1枚目を貼った後、2枚目の柄が合う位置でピタリと重ね合わせておき、 石の柄を合わせて貼る

>先に窓の開口部分を処理します。上部は窓枠、下部は窓台で見切り、窓の両脇は

窓周りのクロスを貼る
防カビのりをつけてクロスを貼る作業

壁紙をまきこんで仕上げます。 窓周りの壁紙貼り

隣り合う2枚の壁紙の柄合わせは、 同じ柄で重ね合わせた部分を2枚いっぺんにカットし、 切り落としを取り除いて張り合わせます。 張り合わせ部分の壁紙作業 2枚の壁紙を重ねて切るには力が入ります。
カットする前に下地を傷めないように合い断ち用の補強テープを仕込んでおきます。
合い断ちとは、同じ柄の位置で重ねた壁紙を2枚いっぺんに重ね切りすることです。

合い断ち後、仕込んでおいた補強テープを取り除き、 補強テープを取り除く

ヘラとローラーで圧着していきます。

ヘラとローラーで圧着

しっかりと壁紙を圧着

職人の中には、補強テープを入れないで合い断ちする者もいますが、 補強テープを入れないと、後々、貼り合わせ部分がめくれ上がってきたリ、 口が開いてきて、『ここで張り合わせてありますよ。』と言わんばかりになります。
せっかくのアクセントウォールなのに残念ですね。

壁紙をしっかりと圧着させる

壁紙をローラーで圧着させる

しっかり、ローラーで圧着します。

『よし!良い感じ。』 壁紙の継ぎ目が目立たない

アクセントウォールも、もうすぐ完成です。 壁の石目柄アクセントウォールを貼る

完成しました。 石目柄アクセントウォール

アクセントウォールを貼ったところ

食器棚とアクセントウォール 是非、リアルな仕上がりにこだわる弊社のアクセントウォールをご体験下さい。

アクセントウォール、ポイントウォールのご相談は住まいるパートナーまでどうぞ。