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可動棚収納と天袋収納をつくる
畳半帖の廊下収納を可動棚収納と
洗濯機置場と天袋収納へ改造
(和光市諏訪原住宅のリフォーム事例)
当ウェブページを初めてご覧になる方へ。
このウェブページでは、『わずかなスペースを上手に間仕切って使い勝手の良い収納をつくりたい。』
というご要望の方向けに改装リフォーム工事の一環として弊社が施工したリフォームの一例をご紹介しています。
あなたのリフォームの参考にしていただければと思います。
ご希望の方にはリフォーム工事もお受けしています。
リフォーム前の廊下収納の大きさは、幅575㎜×奥行745㎜です。
リフォーム前
この廊下収納スペースを
リフォーム後
- 廊下側からの天袋収納
- 浴室側からの洗濯機置場
- 和室側からの奥行き30㎝のオープン可動棚収納
と3方向から別の用途で使えるように
リフォームします。
廊下収納の造り替え
その1.廊下側に天袋収納造作
リフォーム前の廊下収納には、高さ約180㎝の片開き扉が付いていて、扉上部の下がり壁の内側にも、
枕棚スペースがあります。
リフォーム後は、正面の建具は壁に、下がり壁は開き扉として天袋収納に造り替えました。
廊下収納の造り替え
その2.浴室側を洗濯機置場
廊下収納扉の右側の壁を解体して、
洗濯機置場に造り替えました。給水・排水は浴室を利用します。
リフォーム前 リフォーム後
廊下収納の造り替え
その3.和室側を奥行き30㎝のオープン可動棚収納へと造り替え
和室入口片引戸の左側の壁は、奥行き30㎝のオープン可動棚収納に造り替えました。
リフォーム前 リフォーム後
以下では、工事の様子をご覧いただけます。
既存廊下収納の解体
先ずは、廊下収納の解体から始めます。
棚板を外して、棚受けを撤去します。
既存の収納内部と廊下との床の高さに段差があるので、
一旦解体し、廊下の床と造り替える洗濯機置場の床とが平らになるようにします。
新たな洗濯機置場となる部分の壁、
和室のオープン可動棚となる壁、
そして、天袋収納の扉が付く壁を解体していきます。
解体が済んだところで
電気工にスイッチ、コンセントの移設をしてもらいます。
スイッチ・コンセント移設工事
廊下収納の浴室側の壁には、
トイレの照明スイッチとアース付きコンセントがありました。
それを、写真矢印のようにトイレ扉脇の壁に移設します。
リフォーム工事では、数種の職人が一緒に作業するケースは珍しくありません。
現場は優先度に応じて進行していきますが、
職人同士が声を掛け合い、作業をスムーズにリレーするのがポイントになってきます。
大工が解体中、
電気工は他の作業をしながら待機していますが、
終わった合図で
電気工はすぐさまスイッチ・コンセントの移設に取り掛かります。
そして、電気工が作業を終えると、
別の作業をしていた大工が戻ってきて続きを再開します。
トイレの照明スイッチとコンセントの配線は、
天井からの鉄の配管内を通って先端のボックスに降りています。
このスイッチ・コンセントをトイレドア脇の壁に移設するには
天井裏で鉄の配管を一旦切断し、
配線の経路を変えて壁の中を落としてきます。
スイッチ・コンセントの移設が終わりました。
天袋収納内部の造作
電気工の作業が終わって、
大工が天袋の内部造作を再開したところです。
コンセントが移設されています。
壁を解体すると、柱には、壁板を差し込むシャクリ溝が彫られていたので
押縁(おしぶち)で塞ぎます。
押縁を加工しているところですが、
熟練するとこんな風にも使いますが、
一般の方は危険ですので、絶対に真似しないで下さい。
押縁を天袋の枠周りの長さに切って
接着剤併用で
フィニッシュネイルで留めていきます。
押縁を留めることで収納内の壁板の納まりも良くなります。
右側の壁は下地を造作して、
壁板を留めていきます。
天井板の造作前にレーザー水準器で天井レベルを出しておき、
印に合わせて下地を造作し、
天井板を留めていきます。
壁と天井板が張れました。
次に
天袋の地板(じいた)と洗濯機置場と可動棚収納の天井の下地を造作していきます。
この後、洗濯機置場と可動棚収納を間仕切る壁を造作してから
地板を張り込みます。
作業順序に合わせてご覧いただく場合は続けてご覧下さい。
洗濯機が出来るだけ浴室側に出っ張らないように、
和室の可動棚収納との間仕切り壁は薄くします。
薄壁はランバーコア合板で造作します。
間仕切り壁の位置は、
和室の可動棚収納の奥行き寸法が310㎜になるようにし、
間仕切り壁は、
可動収納と洗濯機置場の壁と天井下地で
挟み込むようにして固定します。
可動収納側の壁下地と
天井下地を取り付け、
洗濯機置場側でも同様にして間仕切り壁を固定していきます。
固定された間仕切り壁を天袋収納の上から見たところです。
ランバーコア合板の間仕切り壁が木下地で挟まれているのが分かります。
こんな具合にして薄壁は造っていきます。
洗濯機置場の造作~仕上げ
洗濯機置場の右側の壁は、
壁板にスイッチ・コンセントボックス用の開口をして張っていきます。
洗濯機置場の天井は間仕切り壁を固定した下地に留めていきます。
左側の柱には、壁板が差し込んであったシャクリ溝と、
新しく取り付ける壁板の切り口が隠れるように見切り縁を取り付けます。
下がり壁から洗濯機置場の天井に掛けては
既存と新規部分が取り合いますが、
壁紙を巻き込んで仕上げますので、
内装工はパテで平らに均してから
壁紙を貼っていきます。
下がり壁と洗濯機置場の天井の出隅は
キッチリ直角に仕上がりました。
リフォーム後 リフォーム前
和室4.5帖オープン可動棚収納の造作~仕上げ
可動棚は左右の壁に2本ずつ棚柱を固定し
それに、棚受け金具を取り付けて棚板をのせるタイプです。
1枚の棚板を4つの棚受け金具で支えます。
壁板を貼る前に、
棚柱の木下地も入れておきます。
下地の造作が終われば、左の壁板、
天井板、
右の壁板と留めていきます。
壁と天井板が貼れたところで、
板材の切り口が隠れるように手前側には見切り縁を留めます。
床は、
もともとあった部屋の入口引戸の敷居の傷を隠すため、床はかさ上げしました。
内部の仕上は
天井と壁をクロス、床はクッションフロアにするので、
壁と床の取り合いには『雑巾摺り』(ぞうきんずり)をつけました。
これで一旦、大工による収納内の床・壁・天井の造作が終わりますが、
内装工に内装を仕上げてもらってから、棚受けレールを取り付けます。
他で作業していた内装工ですが、優先して可動棚収納に取り掛かります。
壁紙が張れたら、
続けて大工が棚柱の取り付け作業に移ります。
収納の中ほどに赤いレーザー光線が見えますか?
4本の棚柱は、レーザー水準器で高さを揃えて取り付けます。
棚柱を固定し、棚受け金具を取り付けたら、
棚板を収納の幅に合わせてカットしていきます。
最後の棚板をのせれば大工作業は完了です。
床のクッションフロアは、
大工作業との絡みが無いのであとから施工します。
壁と床は雑巾摺りで見切られています。
棚板の間隔は棚受け金具で15㎜ピッチに調整できます。
和室入口脇にオープン稼動棚が完成しました。
リフォーム後 リフォーム前
廊下の天袋収納面の造作~仕上げ
リフォーム前に収納扉だった所は壁になります。
下地を造作してから、
ボードを張ります。
建具は、内装が仕上がってから取り付けました。
廊下側からの天袋収納の完成です。
リフォーム後 リフォーム前
リフォーム後
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