リフォームの概要とご要望

 『洋室AとBの間仕切り壁を各部屋から使える収納に造り替えたい。』というご要望に、B室側に3枚連動引戸システム収納ユニットを使ってクローゼット収納設置リフォームをいたしました。

リフォーム前の間仕切り壁の図面 リフォーム前
クローゼット造作リフォーム後の図面 リフォーム後

クローゼット建具の選択

 通常、幅1間位までのクローゼットの扉には、引違戸、折戸、3枚戸などが使われます。

 従来の引き違い襖の和室押入れでは、建具一枚分しか開かないため、

  • 内部で利用する収納の引き出しが襖にぶつかってしまう。
  • 開口寸法より幅のある布団などの出し入れがし辛い。

というデメリットがありました。

 開口幅は扉の種類によって異なりますが、折戸が最も広く、3枚引戸、引違戸の順となります。

 折戸の場合、開口幅は広いのですが、開ける際、建具が前に張り出してくるので、扉の前に荷物があると支障をきたします。また、ベッドのような家具も扉の開く軌道部分までは避けなければなりません。

 その点、3枚引戸ならば敷居の幅こそ広くなりますが、折戸のように部屋側に建具が大きく張り出すこともなく、全開口幅の2/3近く開くので、出し入れしやすいのが特徴です。

リフォーム前後

 既存の入口ドア横の間仕切り壁を開口し、枠外幅1,365㎜の3枚連動引戸クローゼット収納を造りました。

リフォーム前の間仕切り壁 リフォーム前
クローゼット造作後 リフォーム後

 以下、作業をご紹介します。

既存間仕切壁の解体・撤去

 先ずは、入口ドアの右手の壁をクローゼットの幅分、天井迄解体します。

リフォーム前の間仕切り壁
リフォーム前の間仕切り壁の図面

 石膏ボードを剥がした後、サンダー(切削工具)で鋼製の柱(スタッド)を切断します。 スタッドを切断

3枚連動引戸を使った
クローゼット収納の設置

 間仕切り壁解体後、クローゼット扉の縦枠、上枠、敷居を設置する準備に入ります。

間仕切り壁を解体した様子
間仕切り壁の図面

床のやや上で切ったスタッド(鋼製の柱)を 切断したスタッド

クローゼットの敷居(下枠)の下地になるように加工します。 スタッドの加工とクローゼット枠の下地

 それから、鋼製フレームにクローゼット枠を留め付ける木下地を固定し、枠と敷居を設置していきます。

間仕切り壁を解体して下地がついた様子
クローゼットの枠と下地を固定する

 3方枠と敷居が設置できました。

3方枠と敷居が設置された様子 枠・敷居取付後
枠の取付前 取付前

 続いて、背面の間仕切り壁を造っていき、 新規の間仕切り壁を造る

 3枚連動引戸のクローゼット扉を建て込みます。 扉を設置したクローゼット

 内装は天井・壁とも珪藻土で仕上げました。 リフォーム後のクローゼットまわり  この3枚引戸は左右どちら側から開けても連動して動きます。

 建具2枚分が開くので、通常の引違戸より広く開口します。

 開口部の高さは2,298㎜あるので、枕棚上部への出し入れもしやすくなっています。

クローゼットの内部ユニット収納
連動扉を開いたクローゼット

 枕棚設置の際にご注意いただきたいのは、クローゼット内の天井高に比べて、クローゼット扉の開口高が低い場合です。

 枕棚の奥行寸法、設置の髙さ、下り壁との位置関係によっては、出し入れしづらいものとなるからです。

 内部のシステム収納ユニットは実際にしまう物に合わせて、棚や引き出し、ハンガーパイプなどをお選びいただきました。

 システム収納ユニットは収容物に相応しい棚やカゴなどバリエーションも豊富で収納効率を高めることができます。

 出し入れもしやすく、しまったものが分かりやすいのもお奨めです。

住まいるパートナー
 最後まで、ご覧いただきまして、ありがとうございました。
 『3枚連動引戸システム収納ユニットを使ったクローゼット設置』はいかがでしたでしょうか?

 弊社では建築士アドバイザーがあなたと同じ目線に立って、お困りごとやご要望の解決方法を考えてまいります。

収納・棚リフォームでは限られた空間を有効活用し、あなたのライフスタイルに合わせた使いやすい収納のあり方をご提案いたします。

 使いやすい収納・棚リフォームは住まいるパートナーにお任せ下さい。

 他社で難しいと言われたリフォーム工事やこだわりのリフォームも是非お声掛け下さい。歓迎です。

 ご相談は下記からどうぞ。



お問い合わせ先

3枚連動引戸とシステム収納ユニットを
使ったクローゼットの設置リフォーム
承り地域

朝霞市 和光市 新座市 志木市
 練馬区 板橋区 西東京市 周辺 

以下のWebページもお読みいただいています。



 以下では具体的にどのような収納のリフォームがあるのか?住まいの中の場所別、種類別にご案内します。

お取り扱いの収納・棚リフォーム目次

 ご紹介の収納・棚リフォームはほんの一例ですが、他にご要望があれば何でもお声掛け下さい。

押入れのクローゼット化

押入をクローゼットに
  • 開口寸法拡張
  • ハンガーパイプ取付
  • 中段・枕棚の設置

埋め込み収納

収納でスッキリと
  • 壁厚利用

床下収納庫

収納でスッキリと

玄関収納・下足箱収納

収納でスッキリと
  • セパレートタイプをトールタイプに
  • 大きさ変えずに収容数2倍

小屋裏収納・天井裏収納・ロフト

屋根裏の収納
  • 天井裏や吹き抜け,斜め天井を収納スペースに活用

室内物干し

室内物干し設置
  • 普段は格納、使用時に取り出し

玄関横ウォークインクローゼット

玄関ウォークインクローゼット
  • 靴ほか屋外用品をまとめて収納

飾り棚収納

飾り棚の造作

階段下収納

階段を利用して収納をつくる
  • 階段下デッドスペースの活用

畳下収納

畳収納
  • くつろぎ空間に収納スペース創出

階段上収納

階段上収納

クローゼットの増設

クローゼットの増設
  • タンス撤去⇒クローゼット増設

トイレ収納

トイレ収納

可動棚

可動棚
  • 収容物の高さに応じて棚移動可

収納
 人それぞれ収納の仕方は異なりますが、限られたスペースを無駄なく使い、上手に収納したいのは共通の想いです。

 一旦タンスにしまわれ、長い間取り出されないものを『タンスの肥やし』などと言います。

『収納・棚』は、一旦リフォームすると長くお使いいただくものです。使い辛いがために、『収納の肥やし』などとならないように、出し入れしやすく、使いやすいものへとリフォームしたいですね。

 住まいるパートナーでは皆様のご要望にお応えできるよう、メーカー各社の収納・棚製品を『比較検討』し、各社製品の特長をお伝えするように心掛けています。

 また、収納・棚についてのこだわりのご相談は建築士アドバイザーが承ります。

収納・棚リフォームのご相談は以下からどうぞ。

お問い合わせ先

収納・棚リフォーム工事承り地域

朝霞市 和光市 新座市 志木市 
練馬区 板橋区 西東京市 周辺