内側に開く使いづらいトイレドアを廊下側への外開きの折戸に枠ごと交換した事例のご紹介です。
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トイレの入口ドアを廊下側から見たところです。
リフォーム前
一般的なトイレドアです。設計者が内開きにしたのは廊下を通る人との接触を避けるためでしょう。
ところが、お客様のご要望は内開きのドアを外開きか中折戸にしたいとのことでした。
お客様のご要望をお察しできますか?
じつはトイレでは、冬場の寒暖の差や力みによる血圧の変化が原因と見られる高齢者の心筋梗塞や不整脈などの循環器系疾患の発症が多く報告されています。
突然死のうちのおよそ5%がトイレでの高齢者の脳卒中や心筋梗塞と言われていて、心疾患による突然死の約8%が排便中に起こっているそうです。
トイレは狭い空間なので、突然具合が悪くなって内開きのドアにもたれ込んで動けなくなると、外部からのスムーズな救出が困難となります。
このようなリスクへの備えとしてトイレドアリフォームのご検討となったそうです。
それでは工事のご紹介に移りましょう。
既存のトイレ入口は上枠までが約1.8m、新規の中折戸は約2mとなります。
先ずは既存のドアを撤去します。
トイレの天井高は廊下よりも低く、ドアを付け替えると上部の空間はほとんどなくなるので
棚も撤去し
後日、お客様の方で反対側の窓上に『突っ張り棚』を設置していただくこととなりました。
続いては既存ドア枠の撤去ですが、先ずは戸当たりを外します。
次に上枠を手鋸で切断して撤去します。
こちらのお住まいはハウスメーカーのプレハブ住宅で、特殊な寸法のオリジナル建材が使われています。そのため、市販の一般的な規格品である材木やボードがそのまま使えません。
縦枠の撤去は上部と下部を切断し、
枠と壁との縁を切ってから
枠の裏側から叩いて外します。
縦枠を撤去したところ木下地が貧弱なので、後ほど補強します。
沓摺(下枠)はノミで割って撤去します。
以前リフォームしていて、沓摺は2段に重なっており、上側だけを撤去して下は新規のベースに使います。
枠が撤去出来たところで壁・床のレベルを確認してみます。
床の水平はほぼ良いのですが、廊下から見てトイレ内右側の壁のレベルが上下で約15㎜狂っています。
これでは新規の枠を取り付けると壁との隙間の違いが目立つので後ほど見切材を取り付けます。
ドアが高くなる分、下り壁を開口します。
開口出来ました。
開口部の木下地を補強していきます。
プレハブメーカーの規格に合わせて材木を加工し、
壁の間に入れ込んでいきます。この補強はドア枠を取り付ける際の木下地にもなります。
枠の木下地を整えたところで、ドア枠を組み立てます。
室内に作業スペースがあると助かります。
組んだ枠を開口部に当ててみます。間仕切壁の厚みとも丁度良いバランスです。
枠を固定していきます。
次に沓摺です。接着剤併用で留めていきます。
さて、いよいよ大詰めです。レール、モヘヤ、戸当たり、折戸の軸となるピボットを順次取り付けていき、
折戸を吊り込んで、ハンドルを取り付けます。
吊り込み調整後、壁と枠との隙間にはクロス補修の際のパテ処理をはかどらせるために予めシールを打設しておきます。
枠との取り合いの木巾木(もくはばき)を補修します。
先ほど外した棚板を加工して取り付けます。
補修前
この方が自然に仕上がります。
補修後
壁の狂いを目立たせないように見切材を取り付けます。
左側の壁と縦枠とにまたがる様に同色の見切材を取り付けました。
壁の狂いから生じる隙間も目立たず違和感はないと思います。
木工事を終えたら壁紙の張り替えです。壁紙はトイレ内の壁と、廊下側を部分補修します。
壁紙が廃版の場合、似た柄で補修しますが、柄違いが目立たない位置で張り継ぎます。
内装工事を終え、全てのリフォームが終了しました。
トイレ内からドアを見たところです。
建具上部の棚は撤去され丈長になりました。
灯り確認窓は建具上部中央の四角い小窓から上部左側の小さな丸窓になりました。
ハンドルはレバーからプッシュタイプになりました。
沓摺の段差はわずかながら解消しました。
開口高が上がったせいか狭さは気になりません。
折戸の壁からの張り出し寸法は廊下側は約20㎝、トイレ側は約8㎝です。
廊下・トイレ双方共ドアの出っ張りが抑えられたので動線もスムーズです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
『内開きトイレドアを折戸に交換』はいかがでしたか?
内開きトイレドアの外開き戸や中折戸への交換は高齢者のいるご家庭ではリスク低減にも繋がります。中折戸でしたら使いやすさも向上します。
『内開きトイレドアの折戸への交換リフォーム』のご相談は以下からどうぞ。
内開きのトイレドアの折戸への交換
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朝霞市 和光市 新座市 志木市
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以下のWebページも読まれています。
建具リフォーム
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リフォーム前
リフォーム後
お客様の要望
トイレ内に開く内開き扉を外開きドアか中折戸に交換したい。
リフォームの概要
トイレ利用時の突然の体調悪化による卒倒やドアへの倒れ込みによる救出困難に備え、内開きのトイレドアを中折戸にリフォームします。
高齢者のいらっしゃるご家庭のリスク低減にも寄与します。
作業内容についても55枚の写真を用いて、ご紹介しています。
【東久留米市中央町 一戸建住宅】
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リフォーム前
リフォーム後
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浴室・洗面所改装工事の一環として洗面所入口ドアを交換することとなりました。廊下からの収納が洗面所内に出っ張っているため、内開きのドアが開くと身動きし辛くなります。そこで、室内側に建具が出っ張らない折戸を取り付けることとなりました。狭い場所への取り付けに向いている建具です。
作業内容についても40枚の写真や画像を用いて、ご紹介しています。
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リフォーム前
リフォーム後
お客様の要望
子供が立ち歩きを始め、ペットもいるので、転落事故を避け、冷暖房効率が良いドアを付けたい。
リフォームの概要
もともと、ペットの猫がいて、猫専用脱走防止扉『にゃんがーど』を利用されていました。
お子さんの成長に伴い、階段への転落を防止するため、リビングイン階段の階段口に透過性のある樹脂パネルでデザインされたドアを取り付け、冷暖房効率も良くなりました。
作業内容についても71枚の写真を用いて、ご紹介しています。
【朝霞市本町 一戸建住宅】
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リフォーム前
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お客様の要望
部屋への出入りがリビング側に開く開き扉のため、部屋から出る際、ドア前に物があると開けづらいので引戸に替えたい。
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リフォームの概要
部屋の改装工事の一環として実施しました。
リビング側に開く出入り口のドアをアウトセット引戸として、室内側に設置しました。
作業内容についても40枚の写真や画像を用いて、ご紹介しています。
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リフォーム前
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お客様の要望
引戸が重くて開け閉めし辛い。楽に開け閉めできるようにしたい。
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こちらのリビングは書道教室にも使用されるので、多くの人の出入りがあります。そこで、建具裏側の気配が感じられるように、樹脂パネル入りのデザインを採用しました。建具は戸車タイプとし、擦り減った敷居溝にはレールを埋め込みました。引手は彫り込みが大型のタイプとしました。
作業内容についても48枚の写真や画像を用いて、ご紹介しています。
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リフォーム前
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お客様の要望
戸先が下がり、リビングの床に擦って開け閉めに不自由しています。建具が重く、丁番もガタツイテいるようなので交換修理したい。
リフォームの概要
他の建具の柄に揃えて、濃い目のこげ茶の木目柄で製作しました。明り取り窓は、安全性と軽さに配慮し、ガラス製から樹脂パネル製に変更しました。室内で加工できる場所が無かったため、玄関脇で作業をいたしました。
作業内容についても32枚の写真を用いて、ご紹介しています。
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リフォーム前
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お客様の要望
高齢になった両親が食卓の椅子からトイレへアクセスする際、
一旦体を交わしてから入る様子を見て、トイレへの出入りがし辛そうに思い、手すりの設置と入口ドアの開閉方向の変更をお願いしました。
リフォームの概要
ドアの吊元を左から右に変更し、トイレへスムーズに出入りできるようにしました。
また、トイレ内の照明の切り忘れを確認できる明かり確認窓を取り付けました。
把手も握り玉からレバーハンドルに変更し握力が落ちてきたお母さんでも開け閉めしやすくなりました。
【板橋区双葉町 一戸建住宅】
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リフォーム前
リフォーム前
リフォーム後
リフォームの概要
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建具の吊り込み作業風景もご覧いただけます。
【東久留米市幸町 一戸建住宅】
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リフォーム前
リフォーム後
リフォームの概要
北側の薄暗いキッチンを明るくするために、 建具の明かり取りのデザインを大型のものにすることで隣接する 南側のリビングからの明かりを取り込みました。
【東久留米市幸町 一戸建住宅】
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リフォーム前
リフォーム後
リフォームの概要
建具は部屋の湿度等により反ることがあります。反りが激しい時は、建具が擦れ合うこともあります。
そのまま使い続けると写真のように面材が擦り切れてしまったり、敷居や鴨居の溝が削れたりします。
また、鴨居や敷居が反りかえり、建具が溝から外れなくなる場合もあります。
実際の建具交換作業の様子もご紹介します。
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リフォーム前
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リフォームの概要
洗濯機置場のある洗面脱衣所の入口ドアですが、頻繁に進入する側へと扉が開くため、入り辛く、洗濯後に洗濯カゴを持って出る際にもスムーズに通れません。そこで、開閉方向を変更し出入りしやすくしました。
【東久留米市幸町 一戸建住宅】
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リフォーム前
リフォーム後
リフォームの概要
キッチン側が洋風ドアで和室側が襖になっている戸襖ドアを造り替えました。
把手もレバーハンドルに変更されていますが、和室側とキッチン側ではそれぞれ、和・洋のデザインのレバーハンドルを使っています。
【西東京市南町 一戸建住宅】
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