目次

  1. 吸い込みが悪い換気扇がついに…
  2. 故障と吸い込み不良の原因発見
  3. ダクト及びダクト換気扇の交換
  4. リフォーム後のお客様のご感想

1.吸い込みが悪い換気扇がついに…

 『トイレ換気扇の吸い込みが弱いなぁ』と思っているうちに、ついにスイッチを入れてもうんとも、すんとも言わなくなりました。

 そこで、換気扇交換修理と共にトイレリフォームも実施することとなりました。 リフォーム前のトイレ換気扇

2.故障と吸い込み不良の原因発見

 先ずは、既存を撤去してみます。既存のダクト換気扇は、三菱電機製です。 トイレの換気扇をはずす

換気扇本体内部にはかなりの量の埃が溜まっています。これではファンが回らなくなって故障しますね。 トイレ換気扇の本体に埃が溜まっている

 経年使用によるものなのか、それとも他に何か原因があるのでしょうか? 換気扇内の埃

換気扇から外部へと続く天井裏でダクトが外れているのが確認できました。ところが、換気扇を外した位置からは修理できません。 天井裏で外れたダクト

 そこで、ダクトが外れた位置の直下の天井を開口し、修理します。 天井を開口する

 天井裏ではご覧の通り、ダクトと継ぎ手を留めているアルミテープが剥がれてしまい、排気漏れを起こしています。 継手から外れたダクト  これではまともに排気されません。マンションではこのようなことに幾度か出くわしています。

 排気漏れにより適正に排出されない埃が徐々に換気扇の方に向かって溜まっていったようです。 ダクト内の埃  既設のアルミダクトを外し、新規にスチールダクトに付け替えます。

3.ダクト及びダクト換気扇の交換

 アルミダクト撤去後、 アルミダクトを撤去

 新規のスチールダクトは継ぎ手にビス留めし、 スチールダクトを継手にビス止めする

 アルミテープで巻いて補強します。 アルミテープで補強する

 接続できたら天井を塞ぎます。

ダクトの接続
天井を塞ぐ
 天井を開口して修理する場合、壁紙にも補修が出るので、内装工事と一緒にやるのがお奨めです。

 続いて、換気扇側のダクトの接続です。 ダクトを換気扇に接続する

換気扇に取り付ける排気アタッチメントをダクトに取り付けます。 排気アタッチメントをダクトに取付  今回、換気扇は既存と同じ三菱製の後継機種となりました。

ダクトとアタッチメントもビス留めし、 ダクトとアタッチメントをビス止めする

 アルミテープを巻いて補強したのち本体に取り付け、 アルミテープで補強する

 天井裏に本体を設置します。 換気扇の本体を天井裏に設置する作業

 新規のダクト換気扇が取り付けられました。 ダクト換気扇取付後

 最後にカバーを付ければ交換完了です。 換気扇カバー取付後

4.リフォーム後のお客様のご感想

 壊れる前まではスイッチを入れると回ってはいるようなので、換気扇の吸い込みが悪いのは、モーターが古くなってきて勢いが弱まったのか?配管の途中に何か詰まってしまったのか?と思っていました。

 換気扇を外した後、ついている配管の状況がおかしい、とぬかりなく点検していただき、原因が分かりました。まさか、外れているなんて思ってもいませんでした。

 おかげで外れたダクトに取り付けることにならず、良かったです。

 ダクトもアルミよりしっかりしているスチール製に替えてもらって良かったです。

 丁寧な作業で安心できました。ありがとうございました。