部屋の断熱やミニキッチンの増設など、お年寄り向けの寝室へのリフォームでしたら住まいるパートナーにご相談下さい。
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埼玉県 朝霞市 和光市 新座市 志木市
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『寝室の傍らにミニキッチンやトイレを増設したい。』お年寄りのいるご家庭に多いご要望です。
今回は6帖の洋間を高齢となるお母さんの寝室にするため、壁の断熱化とミニキッチンを増設したリフォームをご紹介します。
ミニキッチンは部屋の入隅に増設し、幅1間の収納部分(エンジ色の建具のところ)はトイレに改装しました。
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リフォーム後
トイレ増設編は別のWebページでご紹介いたします。→トイレ増設編
さて早速、工事を進めて参りましょう。
今あるキッチンの入れ替えと違って、新規にキッチンを設置する場合は、
給水・給湯・排水・電気・ガス等の設備工事が必要となります。
設備工事は解体作業と同時に進行させます。
先ずは、フレキシブルダクトを使ってキッチンレンジフード用ダクト工事です。
建物内部と外部を結ぶ給水・給湯・排水配管工事です。内部に配管を通すため貫通孔を開けているところです。
屋外排水配管。
給湯器設置工事。既存の給湯器から給湯できなくはありませんが、距離があり、出湯までに時間が掛かると使い辛いので、
新規キッチンに近い位置(外壁を挟んでキッチンの真裏)に増設しました。
給湯器は給水・給湯配管以外にも電源とコントローラー用に防水コンセントとリモコン配線工事も必要です。
外部から通した給水・給湯・排水配管はキッチン指定位置に桟木で固定します。
部屋の断熱は、壁の内部に断熱材を入れ込むため、内壁は一旦撤去します。
既存の壁は繊維壁(塗り壁)の上に合板を重ね張りしてクロスが張られています。
合板を剥がし終えたら繊維壁はラスボードごと解体していきます。
間柱と外壁モルタル左官壁の下地になっているザラ板(ラス板)が見えてきました。
よく断熱材を間柱正面ではなく側面部にタッカー留めする職人もいますが、
断熱材は隙間が無い様に端部(耳部分)を間柱正面に丁寧に留め付けるのが正規施工です。
断熱材を入れ込み、壁のボードまで張り終えました。
続いては、キッチンの取り付けです。床養生はキッチン設置位置を避けて敷設します。
キッチン取り付けの手始めはキッチンパネルの施工からとなります。
キッチンパネルは水跳ねや油汚れが拭き取りやすく、落ちやすい素材でできており、タイルと違って、汚れやすい目地がありません。シンクや加熱器周りの壁に貼っていきます。
取付作業に取り掛かる前に、レーザー水準器で壁・床のレベルを確認します。
キッチンパネルを貼る壁の採寸です。
壁の寸法に合わせて切断し、
貼り込むまえに一旦パネルを当ててみます。
良さそうです。
キッチンパネルは両面テープと専用ボンドを併用して接着します。
やり直しがきかないので慎重に貼り付けます。
続いてレンジフードの取り付けです。
キッチン正面のレンジフード下のキッチンパネルは後貼りします。
加熱器はIHクッキングヒーターを採用しましたが、
レンジフードを取り付ける木下地は事前に難燃処理した構造用合板を使用します。
次は吊戸の取り付けですが、キャビネットの造りが良いのでご紹介したいと思います。
こちらのキッチンは亀井製作所製です。
通常、廉価版の木製キッチンの吊戸や下台のキャビネットの背板部分には
薄い合板、他の部分にはフラッシュパネル
(木の枠を薄い合板で挟み込んだ中空構造のパネル)が利用されていたりするのですが、
このキッチンの吊戸の底板には25㎜、背板、エンドパネル、幕板は共に20㎜、側板は15㎜の厚さの
ベタ芯構造のパネルが利用されています。
ミニキッチンながら重量感もあり、しっかりした造りに、組立工やスタッフたちからも称賛の声が上がりました。
『ミニキッチンでもしっかりとしたものを選びたい。』という方にはお奨めの逸品だと思います。
レンジフードや吊戸はレベルを見ながら設置していきます。キャビネットの端部にはサイドパネルも取り付けます。
棚下照明は吊戸下に取り付けます。
吊戸の次は、据え付け前の下台への器具付け作業です。加熱器は一口のIHクッキングヒーターです。
天板は人造大理石。水栓金具はこの穴に取り付けます。
水栓金具を取り付けたら給水・給湯・排水配管、IHの電源ケーブルに注意して所定の位置に据え置きます。
レーザー水準器で水平に据え付けられているかを確認します。
下台にもサイドパネルを取り付けます。
吊戸、下台が設置出来たら、キッチン正面へのキッチンパネル貼りです。
一方がパネルを切断している間に、他方は貼り付け準備です。
キッチン正面へのキッチンパネルの貼り付けです。
吊戸と天井の隙間に取り付けるフィラーの寸法取りです。
フィラーは正面と側面に留め付けます。
さて、キッチン組立・設置の仕上げ作業です。
キャビネットの扉の取り付けと調整です。
水切り棚の取り付け
レンジフードカバーの取付。
各所シール処理。
シール処理後は硬化までの間、埃除けの養生テープを貼っておきます。
最後は清掃です。
可愛らしさいっぱいのミニキッチンが設置できました。
シンクと調理台のバランスはいかがでしょうか?程好いバランスだと思いませんか?
キッチン横の西側窓は冬場のダウンドラフト(冷気)を防ぐため内窓を設置します。
上下レールと縦枠を取り付けてから障子を入れ込みます。
キッチン周りの作業を終えたところで、
残りの木工事…巾木と廻り縁の取り付けです。
木工事終了に続いては壁紙施工です。
天井にあけた開口部や新規ボードの継ぎ目はパテ処理します。パテの乾燥を待つ間にクロスに糊付けします。
クロスは天井から貼っていきます。下の左の写真、吊戸での作業をご覧下さい。
天井と吊戸の取り合い部分にコークボンドを塗りつけています。
弊社では壁紙の端部となる部分にはこのように、コークボンドを先打ちし、壁紙の剥がれの予防に努めています。
些細なことと思われるかもしれませんが、内装工なら誰でもやるわけではありません。
壁紙の端部全てにコークボンドを先打ちするとなると、かなりの手間となります。
最近では安く仕上げるために、手を抜いた仕事をする者もいますが、耐久性や見映えには違いがあります。
パテ処理もそうですが、弊社には他社より丁寧な作業が多々あります。是非一度お試し下さい。
さて、クロス貼りもこの壁で最後となりました。
レンジフード用のコンセント。
続いて仕上げの設備工事です。止水栓の取り付け、キッチン水栓の接続、トラップと排水配管の接続です。
排水配管は蛇腹ホースではなく配管接続です。
いかがですか?こんな可愛らしいキッチンは?
幅1,200㎜、天板高さ800㎜。お年寄りの身長に合わせた高さです。
加熱器はIHクッキングヒーターで、天板は人造大理石です。
湯水混合デッキ水栓で、給湯器のリモコンは正面にあります。
吊戸の下には、チョッとしたものが手軽に置ける水切り棚を取り付けました。
壁内には断熱材、腰窓には内窓を設置し、断熱効果も高まりました。
お年寄りの部屋のほか、プライベートキッチンやセカンドキッチンとしていかがでしょうか?
リフォーム後
ご覧いただきまして、ありがとうございました。
『壁の断熱とミニキッチンの増設でお年寄りの寝室にリフォーム』はいかがでしたでしょうか?
古いお宅では壁に断熱材が入ってなかったり、不十分な施工や性能の低い断熱材も見受けられます。
改装工事の際に、窓を複層ガラスにしたり、内窓の新設、断熱材の敷設はいかがでしょうか?
住み心地の向上と共に、光熱費の削減も図れます。
ミニキッチンというと、アパートなどの賃貸物件向けが多く、正直申しまして、自分で使いたくなるようなものはあまりありません。ところがどうでしょう?
アパートオーナーのお施主様はもちろん、25年選手の組立工や他の職人たちまでもが『可愛いらしいキッチン』と絶賛。
プライベートキッチンやセカンドキッチンにも一押しです。
住まいるパートナーでは、建築士アドバイザーによる現地調査を行い、ご要望をお伺いした上でご提案を差し上げています。
また、仕上がってしまうと隠れてしまう部分も、正規施工を遵守し、時にはそれ以上の仕様での施工にも努めていますので、安心してお任せ下さい。
他社で難しいと言われたリフォーム工事やこだわりのリフォームも是非お声掛け下さい。歓迎です。
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