L型キッチンのリフォーム

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このウェブページでは、弊社の施工した 『規格外(特殊寸法)のL型システムキッチンのサイズオーダー(特注)リフォーム』について 部位毎のご紹介をしています。
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さて、リフォーム前のキッチン・ダイニングの壁紙は白、はライトオーク柄の合板フローリングでした。 リフォーム前のキッチン リフォーム前

の一部分だけ、クロスの柄を変えて張り分けることを、 アクセントウォールとかポイントウォールと言います。

今回は、キッチン入口を白い焼きレンガ調のタイルブリックタイル)柄でアーチ型に張り込み、 キッチン内部へと繋げていきます。

アクセントウォールでは、違う柄のクロスをただ張り分けただけでは今一歩です。

弊社では、柄の見映えが良くなるように意識して取り組んでいます。
…と申し上げただけでは分からないですね。

もう少し、具体的にご説明いたしましょう。

アクセントウォールでは、 ビビットな色や幾何学模様、花柄、大柄など、比較的個性的でハッキリした柄や タイルレンガ、石積みのような疑似的な柄が好まれています。

実際のタイルレンガ、石積みなどは専門職が見映えにこだわって施工します。

ですから、なんとなく柄を貼り合わせただけのクロス張りでは、 現実にはあり得ない納まりや仕上がりになったりします。

弊社では、疑似的な壁紙が本物に見えるように 時間を掛け、現物の施工を意識して取り組んでいます。

部屋の中で目につきやすい場所には、 できるだけクロスの継ぎ目が来ないようにしたり、 柄の良い位置が来るようにします。

また、部屋の出隅、入隅や端部では、現物ならばどのように納まるかを意識して、 できるだけ自然に見えるように割り付けます。

しかしながら限界もあります。

壁紙は現物施工と違ってピースそのものを切ったり削ったりして 加工・調整して納めることができません。

そこで、あらかじめ壁全体の寸法や形に合わせて壁紙を割り付けてから貼り始めます。

壁装打ち合わせ

これは今回使う白の焼きレンガ調タイル(ブリックタイル)柄の壁紙の見本です。 レンガ調タイル柄の壁紙 この壁紙を出来るだけリアルに仕上げます。

キッチン入口の下り壁は斜めに折れ曲がっているので 壁紙をどう納めるかがポイントです。そこで、検討します。

キッチン下がり壁の壁紙の貼り方を打ち合わせ

壁紙の張り方を打ち合わせる

同じ材料を使っても、張り方一つで差が出ます。
出来るだけ質感が出るように、細かな納まりを詰めてから取り組みますが、

細部まで打ち合わせる

納まり方を確認する

時にはこんなことにも。 壁紙の張り方を考える

白い焼きレンガ調のタイル
(ブリックタイル)柄クロス張り

さて、キッチンの据え付けが終わり、クロス張りの工程となりました。

キッチン入口が見切り縁でアーチ型に区切られているのがお分かりでしょうか?
周囲の壁と天井は白い塗り壁調の壁紙で仕上がっています。 クロス張り 壁紙は縦方向、横方向とも一定の間隔で同じ柄が繰り返し印刷されています。
これをリピートと言いますが、柄の繋がりを確認しながら、 実際に白い焼きレンガ調タイル(ブリックタイル)が貼られているように仕上げていきます。

キッチン入口左側の壁からキッチン内部に向かって巻き込んで張っていきます。
キッチン入口のアーチ型部分の下り壁は後にします。 タイル柄の壁紙を貼る ブリックタイル柄のクロス張りですが、心はタイル職人に成り切ります。

壁紙の施工

施工の様子

出隅の壁は曲がっていて、真っ直ぐではありません。 出隅の壁に壁紙を貼る このような際に現物のタイル張りではタイルそのものをカットしたり、目地幅を調整しながら 壁の出の違いや曲りに対応していくことができます。

その点、壁紙では濡れている間に 引っ張って、ある程度は伸ばして張ることができますが、 壁紙を貼る施工の様子 限界があります。
そこで、柄を見てあらかじめ割り付けをして張っていくわけです。

リモコンの部分は穴を開け配線を通しておきます。 リモコン取付箇所に穴を開ける

天井との取り合いをカットし、 天井との取り合い

巾木上はしっかり圧着します。 巾木上の圧着

キッチン内部側に折り込みます。 キッチンの壁紙

弊社では、壁紙の端部には剥がれ防止のためコークボンドを打ち込みます。 コークボンドを打つ 湯気が出たり湿気が多い部屋では、ただ壁紙を貼るだけでは時間が経つうちに壁紙の端部から剥がれてくることがあります。
弊社では、全ての部屋の天井と壁の入隅に、剥がれ防止の補強用コークボンドを先打ちしてから貼り付けます。

曲がっている出隅はこんな感じで仕上がりました。 出隅壁の壁紙 クロスを伸ばして貼っても柄が歪んでは見えません。

コークボンドは壁と天井との入隅以外、 キッチンパネル脇の見切り縁との取り合いや巾木上にも打ちます。 コークボンドを打つ

壁紙の繋ぎ目部分は 隣り合う2枚の壁紙の同じ柄の部分を重ね合わせ 2枚いっぺんにカットし、切り落としを取り除いて張り合わせます。
これを『合い裁ち』(『合い断ち』)とか『重ね裁ち』といいます。

壁紙の合い断ち

切り落としを取り除いて張り合わせる

2枚の壁紙を重ねて切るには力が入ります。

カットする前に下地を傷めないように合い裁ち用の下地保護テープを仕込んでおきます。
合い裁ち後は保護テープを抜き取り、

補強テープを仕込む

補強テープを仕込んで壁紙を貼る

継ぎ目の柄を合わせて、ローラーで填圧して張り合わせます。

ローラーで填圧して張り合わせる

継ぎ目の柄を合わせる

壁紙を貼り終わった所 また、合い裁ち後の柄の張り合わせ時に和紙の補強テープで下地の切り込みを補修する方法もあります。

弊社では壁紙の質や厚みなどを鑑みて適宜いずれかの方法で施工しています。

中には、 下地保護テープを全く入れない職人もいますが、 そのままにしておくと 後日、合い裁ち部分のクロスが開いてきて せっかくのアクセントウォールが残念なことになります。

さて、ダイニング側の右側の袖壁に移ります。 ダイニング側の右側の袖壁

壁見切り縁とタイルの横目地が垂直になるように柄を合わせて張っていきます。 横目地が垂直になるように柄を合わせる

こちら側は、袖壁の厚みが薄いので目地が袖壁の厚みの中央に来るように巻き込んで貼ります。 中央に来るように巻き込んで貼る

出隅の角をしっかり綺麗に出すことを『ピン角』などと言います。
角は直角。丸みがあっては美しくありません。『ピン角』にこだわって作業します。

出隅の角に気を使って壁紙を貼る

角がしっかりと出るように壁紙を貼る

壁紙を合い裁ちするこの部分にもあらかじめ下地保護テープを仕込んでおきます。

補強テープを仕込んで壁紙をはる

レンガタイル柄の壁紙を貼った所

柄合わせは、残像現象を利用します。上から重ねる壁紙をパタパタと素早く煽って合わせていきます。
こんな感じです。 素早く煽って合わせる

焼きレンガ風の(ブリックタイル柄はビンテージペイント調のキッチン扉面材がよく似合います。 レンガ風のタイル柄の壁とビンテージペイント調のキッチン

事前打ち合わせした下り壁です。袖壁と柄を合わせ、出隅で柄を合わせます。 下り壁のクロス張り

ダイニング側から見たキッチン入口はこんな感じです。 キッチン入口

下り壁(さがりかべ)の下端でタイルの柄を合わせています。 下り壁

キッチン内部の下り壁も張っていきます。 キッチン内部の下り壁

壁の入隅にコークボンドを打ち込んで、角度がついている入隅部分まで張っていきます。

コークボンドを打つ

壁紙を貼る

次に右側の下壁にもコークボンドを打ち、 コークボンドを打

左側の下壁と脇の袖壁の柄に揃えて張り込みます。 柄を揃えて壁紙を貼る

ポイントウォールを貼る 焼きレンガタイル(ブリックタイル)柄の壁紙には、柄に影があります。
出来るだけ自然な感じに見せるために影にも気を配らなくてはなりません。
中には下り壁を巻き込んで張っている現場もありますが、 巻き込むと巻き込む側の柄の天地が入れ替わり柄の上部に影が出てしまいます。

下り壁は、下端で張り合わせて納めます。

タイルの柄を合わせる

ポイントウォールを張る

壁紙が貼り終わったところ

キッチン内部の壁紙が仕上りました。

キッチン内部の壁紙を貼る

キッチンの壁紙施工後

ダイニング側から見た下壁です。下り壁と袖壁のタイル目地も揃い自然な感じになっていますでしょ。 下がり壁の壁紙

キッチン入口です。 キッチン入口

いかがでしょうか?リフォーム後はこんな風に仕上がりました。 内装リフォーム後のキッチン

キッチンリフォーム後 リフォーム後

内装リフォーム事例はこちらでもご覧いただけます。→内装リフォームトップページ

住まいるパートナー
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
規格外(特殊寸法)のL型システムキッチンを手頃な費用でサイズオーダー(特注)リフォーム』の 『③焼きレンガ調(ブリック)タイル柄クロスを使ったキッチンリフォーム事例』編 はいかがでしたでしょうか?

本物に似せて作った疑似材の出来映えは年々良くなっています。
内装建材にこだわって本物を使うとなると、費用も高くなりがちですが、 疑似材を使うとお手頃費用で雰囲気を味わうことができます。

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キッチンリフォームのご相談お待ちしております。



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さて、以下では
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『③焼きレンガ調(ブリック)タイル柄クロスを使ったキッチンリフォーム事例』編以外の リフォーム内容の『ダイジェスト』と『作業の様子』もご紹介しております。宜しければご覧下さい。


L型キッチンのリフォーム

ダイジェスト

作業の様子



キッチンリフォーム

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