間口170㎝!ビルトイン食洗機付き引出型
システムキッチンリフォーム
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『間口170㎝!ビルトイン食洗機付き引出型システムキッチンリフォーム』について
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さて、早速ご紹介に移りましょう。
先ず、リフォーム前・後では水栓金具が違います。
リフォーム前は壁出しの2ハンドル混合水栓でしたが、 リフォーム後はお湯の温度が調節しやすい台付きシングルレバー混合水栓になりました。
壁出し2ハンドル混合水栓の給水・給湯配管はキッチン背面のタイル壁内にあります。
ですから、キッチンのフロアキャビネットを解体しても給水・給湯配管は見えません。
タイル壁を解体すると配管は出てきますが、給水・給湯配管とも止水バルブがありませんでした。
キッチンの止水栓は通常、水栓金具のすぐ上流側にあるものです。
すぐ上流とはシンクキャビネットの内部にあったり、点検口がある壁の内部にあったりします。
色々な形状がありますが、一例をあげると以下のようなバルブです。
水栓金具のそばに止水栓が無いと、もし、キッチンの水栓金具に不具合が生じ、水が漏れる状況になった場合、
水道メーターにある大元のバルブを閉じないと漏水は止まりません。
元栓を閉じれば家全体の給水が止まってしまうので 水栓金具を外して、代わりに止水プラグを付けなければなりませんが、 一般の方にはなかなかできない作業ですね。
それでも、水栓金具の不具合だけなら上記のようにすれば、漏水は何とかなります。
以前、集合住宅でキッチンの水栓金具直下の給湯管で漏水がありました。
漏水は微量で、壁内であったため、長期間発見されず、
キッチンキャビネットと背面の壁がだいぶ傷んでしまいました。
復旧にはキッチンセットの交換も必要となり、 メーカーにキッチンセットを用意してもらうまで、 暫くの間ご不便をおかけしました。
通常、世間一般では止水栓が無ければ、無いままで工事をしますが、 住まいるパートナーでは、それ以来、 リフォーム前に止水栓が無いお宅でも 新規には止水栓を取り付けることにしています。
青の被覆配管が給水配管で青いバルブ、
ピンク色は給湯配管でオレンジのバルブが止水バルブです。双方共配管は、架橋ポリエチレンパイプです。
ちなみにオレンジのバルブのすぐ上で分岐されている黒い配管は食洗機に接続されている給湯配管です。
これなら、止水栓の下流側(食洗機やキッチン水栓)で漏水が起こっても 引き出しを取り外してバルブを閉めるだけで漏水を止めることができます。
続いて排水配管を見てみましょう。
リフォーム前のシンクキャビネットの扉を開けると、シンク下の排水トラップには、グレーの蛇腹ホースが接続されています。
シンクキャビネット底面の白い丸プレートを外すと
キャビネットの底板を抜けて、黒いゴム製の防臭キャップを通じ、 床から立ち上がっている塩ビ配管に接続されています。
このゴム製の防臭キャップと軟質の蛇腹ホースは 長い間使用している間にキャビネット内部の収納物に押されたりして 外れてしまうことがあります。
そこで、リフォーム後のキッチンでは、シンク下のトラップから下流側を塩ビパイプに変更し、 食洗機からの排水ホース(白いホース)に接続される排水配管には高温水が流れ込ため えんじ色の耐熱塩化ビニル管(HTVP)を使いました。
リフォーム前はガス配管も給水・給湯配管同様キャビネット背面のタイル壁内部
にあり、ガス栓(バルブ)だけ壁から出たところについています。
バルブから先はゴム管で一口コンロに接続されています。
コンロ背面にバルブやゴム管が露出していると汚れやすいのが難点です。
一方、新規のガス配管はガスキャビネットの一番奥の底面から強化ホースで立ち上がり、 ガス栓はキャビネット内部で直接ガスコンロに接続されています。
ガスコンロのバーナーはSiセンサー付き二口コンロで、手前が高火力バーナーで奥が標準バーナーです。 Siセンサーには
が付いています。
グリルは無水片面焼きグリルです。