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このウェブページでは、弊社の実施した『屋外コンクリート階段の90度4段廻りの踏段を幅広3段廻りにリフォーム』の際に 同時に実施した 『壁に段差のある屋外コンクリート階段に壁付け手すりと柱建て手すり併用の連続手すりの取り付け』工事の事例をご紹介いたします。

ご自宅の屋外コンクリート階段に手すりを付けたいが

  • 手すりを取り付ける壁に段差がある。
  • 階段の壁が途中で切れている。
  • 一部が廻り階段になっている。

これらのような取り付けに工夫を要する屋外階段の方の参考になれば幸いです。
ご希望の方にはリフォーム工事もお受けしています。

さて、早速ご紹介に移りましょう。 リフォーム前の階段

リフォーム前の階段リフォーム前後の階段

当ウェブページにダイレクトにアクセスされた方に向け 先ずは踏段の掛け替えリフォームをご紹介します。

改修前は門柱のある道路面から玄関ポーチまで以下のように全9段で上がっていました。
上り始めの右90度曲りの踏段は回転角度が各々22.5度で4段廻りになっています。

リフォーム前の階段図面 リフォーム前

法令では住宅の屋外の回り階段では踏面の狭い方から300㎜の所で 150㎜の有効寸法が必要とされています。
この階段では122㎜しかないため、法令に不適合な階段でした。

リフォーム前 改修前の階段

改修前の階段

今回の踏段のリフォームでは、既存階段の1段目の高さまでは緩やかなスロープで持ち上げ、 新1段目を既存の2段目と同じ高さとし、90度曲りの部分を3段で回るようにします。
蹴上げ寸法は既存と同じ約200㎜のままで、 玄関ポーチまでの段数を一段減らし、全9段から8段としました。

90度曲りの踏段の回転角度は以下の35度回りをお選びいただきました。
回り部分の踏み代は内側から300㎜の位置で180㎜となり、法令にも適合します。 リフォーム前の外階段 35度
斜線部分は踏み代が150㎜未満の領域ですが、 249㎜以内の部分となります。

結果、 リフォーム前と比較すると300㎜未満の踏み代部分は以下のようにグッと狭まりました。

リフォーム後 手すりのない階段
リフォーム前 手すり取り付け前の玄関

改修前後をご覧下さい。

リフォーム前の階段 改修前
リフォーム後の階段 改修後

踏段が4段回りから3段回りになり、踏み代が広がっているのがお分かりいただけると思います。
改修後の1段目の蹴上げ高も他の段と揃っているので、昇り降りのリズムも狂わず安全です。
また、新一段目までが緩やかなスロープになっているのも 右の門柱の根元をご覧いただくとお分かりいただけると思います。

玄関ポーチから見たところです。

玄関から見たリフォーム前の階段 リフォーム前
玄関から見たリフォーム後の階段 リフォーム後

この踏段の改修と同時に、より安全性を高めるために階段手すりも取り付けます。

こちらの階段には、

  • 壁に段差がある。
  • 昇り始めの1段目から4段目で右に90度曲る。
  • 壁付けブラケット(手すりバーを固定する金物)が取り付けられる壁が切れる。

などの特徴があります。

下の写真をご覧ください。
縦格子フェンス下にブロックが2段積まれていますが、 その下の壁とは段差(横線部分)になっています。

リフォーム前の階段 リフォーム前
リフォーム後の階段 リフォーム後

そこで、昇り始めの左方と正面の壁の途中迄は壁付けブラケットを使い、 4段目以降は埋め込み柱を利用します。

壁に段差があっても以下のように 1番目と2番目の壁付けブラケットは同じ壁面に取り付け、

玄関見たリフォーム前の階段 リフォーム前
玄関から見たリフォーム後の階段 リフォーム後

入隅コーナーでフリージョイントを使って90度曲げ、 正面壁には埋め込み柱のブラケットとラインを揃えるため段差対応ブラケットを使い、

手すりがつくまえ リフォーム前
リフォーム後に手すりがついた階段 リフォーム後

連続手すりとして納めました。

手すりが設置される前の階段 リフォーム前
手すり設置後の階段 リフォーム後

いかがでしょうか?

手すり取り付け作業

以下に作業の様子をご紹介いたします。

事前に現場を採寸し、以下のような図面を起こします。 リフォーム前後の図面

この図面に従って手すりの壁付けブラケットを取り付けていきます。

手すり取り付け作業
手すり取り付け作業

先ずは、ブラケットの取り付け位置に合わせて下穴を開けていきます。
下穴は実際に使用するビスやボルトの径よりも小さなものを使って開けます。

続いて本穴を開け、

壁に取付穴をあける
手すりの取付穴をあける

水平器を当てながらブラケットを真っ直ぐに固定していきます。

手すりブラケットを固定する
手すりブラケットを固定する
手すりブラケットを固定作業
手すりブラケットを固定

階段の上の段は、ブラケットを固定する壁が無くなってしまうので、埋め込み柱仕様とします。
埋め込み柱の位置を墨出しします。 手すり設置の埋込柱の墨出し

柱の穴も、下穴を開けてから、大きなドリルの刃に替えます。

下穴を開ける
埋め込柱用の穴を開ける

ブラケットの準備ができたところで、手すりバーの取り付けに移ります。 手すりバーの取り付け 手すりバーはアルミ形材にオレフィン系樹脂を巻き付けた構造で 木目柄の付いたオールナット色です。

手すりバーはブラケットについているプレートを緩めて手すりバー裏側のスライド溝に挿入し仮止めしておきます。

手すりのブラケットを緩める
手すりの仮止め

コーナーのフリージョイントは上の手すりバーと接続できる角度に合わせます。 手すりを接続できる角度に合わせる

段差調整アタッチメントの出を合わせて、 段差調整

手すりバーを仮止めします。 手すりバーを仮止め

手すりバーを本付けする前にエンドキャップを取り付けます。

エンドキャップを取り付けする
エンドキャップを取り付けする

手すりバーの本締めは 手すりバーの本締め

全体の按配を見ながら徐々に行っていきます。

手すりを確認しながら本締め
手すりを確認しながら本締め

続いて、埋め込み柱のセットです。 埋め込み柱

先ほど穿孔したこの位置に柱が立ちます。
この位置だと壁付けブラケットでもいけそうに見えますが、 玄関の段差

壁付けブラケットだとブロック塀の上端に近い位置への固定となるので、 強度を鑑みて、埋め込み柱を使うこととしました。
自在コーナーブラケットによって手すりバーの角度を変えます。 柱の位置を確認する

手すりバーをフリージョイントからトップ自在コーナーブラケットまでの長さに合わせて切ります。 柱の長さを調整する

仮止めしていきます。

手すりの位置を調整する
柱の仮止め

いい感じです。 手すりの確認

最終柱と手すりバーも同じ要領で仮止めしていきます。 柱の埋込と調整

端部Rキャップも取り付けます。最終の柱が足元で邪魔にならないように 敢えて横のフェンスと揃えたため、若干、柱から端部Rキャップが飛び出し気味になっています。 手すり端部の設置

次に、手すりバー裏側のスライド溝の塞ぎ材を寸法に切って取り付けます。

塞ぎ材を寸法に切る
塞ぎ材を取り付け

さて、埋込み柱の固定に移りますが、やはり按配を見ながら本締めしていきます。 手すりの固定

この際に柱の垂直も調整します。

手すり柱の垂直も調整
手すり柱の垂直も調整

最後に、柱の穴にモルタルを入れ込んでいき、固まると 柱の穴にモルタルを入れる

完成です。

手すりの付いた階段 リフォーム後
手すり取り付け前 リフォーム前
リフォーム後の階段 リフォーム後
リフォーム前の階段 リフォーム前
リフォーム後の階段 リフォーム後
リフォーム前の階段 リフォーム前

住まいるパートナー
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
『壁付け手すりと柱建て手すりを併用した屋外階段の手すりの取り付け』はいかがでしたでしょうか?

  • 屋外階段・段差に手すりが欲しい。
  • 手すりを取り付ける壁が無い。
  • 壁はあっても段差があって取り付け辛い。
  • 廻り階段になっていて取り付け辛い。
  • 階段の笠木上に丸棒手すりを取り付けたい。

など屋外手すりに関するリフォームご相談下さい。



以下では『屋外コンクリート階段の90度4段廻りの踏段を幅広3段廻りにリフォーム』の『作業の様子』と
『工事の全体の内容』を『ダイジェスト』としてご紹介しています。宜しければご覧下さい。

屋外コンクリート階段の90度4段廻りの踏段を幅広3段廻りにリフォーム

屋外コンクリート階段の90度曲り部分を4段から3段回りに変更し踏面を広くしたリフォームをご紹介します。




お問い合わせ先

リフォーム工事承り地域
東京都 練馬区 板橋区 西東京市 
埼玉県 朝霞市 和光市 新座市 志木市 周辺



以下では、弊社で実施した外構・エクステリアリフォーム工事の一例をご紹介しております。
宜しければご覧下さい。

外構・エクステリアのリフォーム事例をご紹介します。

ブロック塀積み増し,朽ち果てた
鉄製フェンスをアルミ製に交換

リフォーム前のフェンス

リフォーム前

リフォーム後のフェンス

リフォーム後

お客様のご要望

  • 古いブロック塀を活かしフェンスをやり替えたいが,耐久性に問題がないようにしっかり造ってもらいたい。

リフォーム概要

  • 鉄製のフェンスが錆びる原因となった地面スレスレのブロック塀を積み増しし,アルミフェンスに交換。
  • 60枚の写真や画像を用いて工事開始から完成までの作業風景もご覧いただけます。

西東京市南町
詳しく見る »


カーポートの伸縮門扉を交換

伸縮門扉のリフォーム前

リフォーム前

伸縮門扉交換後

リフォーム後

お客様のご要望

  • 『今ついている伸縮門扉は造りが華奢(キャシャ)。せっかく付け替えても「安かろう悪かろう」で壊れてしまうと工事費が無駄になるので,プロの目で見てある程度しっかりしたものを奨めてもらいたい。
  • 丁寧な工事をしてもらいたい。

リフォーム概要

  • 格子がバラバラになった伸縮門扉を少し丈夫なタイプへ交換。
  • 63枚の写真や画像で工事開始から完成までの作業風景もご紹介。

板橋区西台
詳しく見る »


裏木戸の補修

裏木戸リフォーム前

リフォーム前

裏木戸リフォーム後

リフォーム後

お客様のご要望

  • 「木製の片開き門扉が気に入っています。柱以外はまだまだ使えそうなので,修理して使いたい。」
  • 丁寧な工事をしてもらいたい。

リフォーム概要

  • 柱の根元が腐って折れた裏木戸を外見の雰囲気を壊さないように修理。
  • 21枚の写真や画像で工事開始から完成までの作業風景もご紹介。

西東京市保谷町
詳しく見る »


既存ブロック塀を活かす
フェンス交換と片開き扉の設置

リフォーム前

リフォーム前

リフォーム後

リフォーム後

ご相談内容

  • 「鉄製フェンスは錆び中桟が外れ,フェンス柱の根元のブロックも破損,フェンスの修理と共に勝手口に片開き門扉を取り付けたい。」
  • 「ブロック塀とフェンスの全やり替えは費用も掛かるので,何とかならないでしょうか?」

リフォーム概要

  • 既存ブロック塀は活かし,フェンスの支柱部分のブロックのみ交換し,アルミ製フェンスに付け替え。
  • 勝手口前にアルミ製片開き扉の設置
  • 11枚の写真や画像を用いてご紹介。

新座市馬場
詳しく見る »


玄関ポーチまでの階段途中に
片開き門扉の設置

リフォーム前

リフォーム前

片開き門扉取付リフォーム後

リフォーム後

ご相談内容

  • 「孫が階段から道路に直接転げ落ちたり,勢いがついて急に飛び出さないような良い手立てはないものか?」

リフォーム概要

  • 玄関迄のアプローチ階段途中に片開き門扉を設置。

朝霞市栄町
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土止め柵の設置

土止め柵設置前

リフォーム前

土止め柵設置後

リフォーム後

ご相談内容

  • 「風が強い時期は道路に土が吹き飛ばされて掃き掃除が大変。なるべく費用を掛けずに耐久性がある土止めを作れないか?」

リフォーム概要

  • 長さが60mの道路際に仮囲い鋼板と単管パイプで土止め柵設置。

新座市市畑中
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