動きにくい壁付けキッチンを動きやすい対面キッチンにリフォーム。動線を見直すキッチンフォームは住まいるパートナーにお任せください。
動きやすいキッチンへのリフォーム承り地域
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東京都 練馬区 板橋区 西東京市 周辺
このウェブページでは、『動きやすいキッチンを作りたい。』というご要望について、弊社が施工した
対面キッチンリフォーム事例をご紹介しています。
あなたのキッチンリフォームの参考にしていただければと思います。ご希望の方にはリフォーム工事もお受けしています。
築24年をむかえるT様邸のキッチン。長年動き慣れているはずのキッチンなんですが・・・。
“自宅のキッチンがなんとなく動きにくい”と感じたことはありませんか? これも、よく聞くご不満の一つです。
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なんとなく動きにくいキッチンを動きやすくしたい |
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もう何年も使っているっていうのに、なんかねぇ、動きづらいのよね。 |
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キッチンの作業がしづらいというのは、『動線』がどこかスムーズになっていないところがあって、 体の動きに何らかの無理・無駄・ムラがある場合が多いんですよ。 |
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何がいけないのかしら? |
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『何が?』って訊かれると、良くわかんないのよ。 |
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長年使っていても、ぎこちなさだけは感じているんでしょうね。 |
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微妙に感覚的なものみたいね? |
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原因はあるんだけど、何か変だなと思ってもご自分では気がつかない。 |
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まるで、ほっぺたについたごはん粒みたい。 |
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なるほど、うまい表現ですね。 確かに、はたで見ているほうが気が付きやすいかもしれません。 |
動きづらさの原因はどんなふうに探し出せば良いのかしら? |
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先ず、『 動線 』 を二つに分けて検討してみるんですよ。 他の部屋への動線とキッチン内部での動線。 |
先ずは、他の部屋への動線から見ていきましょう。
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台所の配置って、お宅ごとにさまざまじゃない? 独立型やLDK型、最近ではユーティリティともつながっていたりするわね・・・。 他の部屋との動線の確認って具体的には何をすればよいのかしら? |
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他の部屋との『動線』の確認というのは、“動線上での体の動きをチェックすること”なんです。 |
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自分自身では、どんな動きがぎこちないのか、分かりづらいわね。 |
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そうですね。では、具体的に見てみましょう。 T様邸は、セミオープンの独立型キッチンですが、『動きにくさの原因』として他の部屋との関係では、主に2つがあげられますね。 |
一つは、振り返り動作です。
リフォーム前は、キッチンセットは壁に向かって置かれていますよね。
ですから、キッチンで作業中、ダイニングやリビングとのやりとりには、必ず、振り返る動作をしなければなりません。
そりゃそうだけど、今までそんなこと考えても見なかったわ? |
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それに、独立型のキッチンだから、それはしょうがないんじゃない? |
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いいえ、そんなことはないですよ。 たとえ、独立型であったとしても、設計次第で振り返る動作は無くせますよ。 |
それと動きにくい原因の二つめがリビングへの動線が長い上に、曲がっていることですね。
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キッチンとリビングとの間には、壁を挟んで食器棚と 冷蔵庫がある(赤枠)から、どうしてもリビングに行くときは曲がりくねってしまうわね。 |
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既存の動線をもう少し細かく確認してみましょう。 奥様が、リビングへ行くには、まず、調理台の前で振り返ります。 |
それから、カウンターとワゴンの狭い間を通って、いったんダイニングに出ます。
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食器棚を過ぎた所で右斜めに進路を変えて さらに、もう一度左斜めにクランクして リビングのソファのところにたどりつきます。 |
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でも、このぐらいは普通じゃないの・・・。 |
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私も新築のときからこのレイアウトだから全く違和感ないけど? |
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では、お伺いしますが、 今まで、お盆にのせたお茶やお味噌汁を運ぼうとして振り向いた瞬間、誰かがそこにいて“ヒヤッ!”としたり、 こぼしたりした経験はありませんか? |
ほかにも、リビングにいるお客様に飲み物をお持ちする際、ソーサーにこぼれてしまった経験などは・・・?
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そう言われてみれば・・・ 孫たちが遊びに来たとき、熱い味噌汁を運ぼうとして、 不意に振り返ってヒヤッとしたことあったわね。 それに、お客様にお出しする飲みものがこぼれて、布巾で拭いた覚えもあるわ。 |
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でしょ!これはね、動線上でぎこちない動作が起こっている証拠なんです。 つまりね、動線上の動作がスムーズでなく、どこかに『無理』・『無駄』・『ムラ』があるから起こるんです。 |
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そうか!だから、頭でいくら使い慣れていると思っていても、体は無意識に『無理』・『無駄』・『ムラ』の動きのためにぎこちなさを感じているわけね。 |
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さて、この『動線上の3ム』、もうチョッと説明すると『無理』は、その言葉通り『動きづらさ』です。 |
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うちの場合は、振り返り動作が『無理』な動きで、動線が曲がっているのが『無駄』な動きなわけね。 |
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ときどき、動線上に、通るのに邪魔な障害物が置かれることですね。 |
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なるほど、通るところに障害物が置かれやすく、 そのたびによけなければならない状況ね。 |
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うちの場合、動きの『ムラ』は起こりにくいと思うけど、問題は、『無理』と『無駄』ね。どうすればいいのかしら? |
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次にご紹介するリフォーム後の配置なら 他との行き来はいかがでしょうか?比べてみて下さい。 |
T様邸はキッチンの向きを180度変えて、ダイニング側への対面式へと変えます。
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リフォーム後のプランでは、食器棚があった位置が台所の出入口になってる。 |
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これなら、振り返り動作がなくなって、リビングにも近くなるわ。 |
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さぁ、Webリフォーム見学会ならではの利点を生かして、
リフォームの経過を見てみましょう。 先ずは、ダイニングにある食器棚(赤い囲み)を移動します。 |
食器棚の背には、
間仕切壁がありますね。
この間仕切壁と天井からの下り壁も同時に取り除くと・・・
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随分広々するわね。床から立ち上がっている配管の左側が新しい通路になるのね。 |
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そうです。対面キッチンを据え付けてみました。動きやすさはいかがですか? |
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実際キッチンの前から、振り向かずに行けるのってスムーズなのね! |
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実感できるでしょ。でも、今回のプランでは、もっとスムーズな使い方もできるんですよ。 |
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もっとスムーズに? |
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ヘェー?本当! |
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それはね、配膳や片付け時、運ぶものを仮置きできるカウンターを設置したんですよ。(赤枠) するとどうでしょう? |
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本当だ、出来た料理をカウンターに並べておけば、後からまとめて運べるわね! これなら、確かに近いし、スムーズだわ‼(水色矢印) |
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それに、片付けの時だって楽よね!わざわざシンクまで運ばなくても、一旦カウンターの上に並べて置けばいいんだもん。 |
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洗う際にじょじょにシンクに下げていけば食器でガチャガチャ溢れかえることもないしね。 い・い・わ・ねぇ! |
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カウンターを中継地点に使うと 配膳距離は半分になるんですよ‼ |
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へぇー半分になるの? とういうことは、動く時間も半分になるのね。 |
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プランニングの時には、ピンとこなかったけど、
実際使ってみると使いやすさは実感できるのねぇ![]() |
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ダイニングやリビングとの位置関係によっては カウンターはかなり有効なアイテムになるのね。 |
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それにね、Webでご覧の皆さんには、もう一つお教えしておくと、T様が絶賛してくれたのは、動線のことだけじゃないんですよ。 |
このカウンターには、通常のカウンターとは少し違うところがあるのです。
でも、その種明かしは、のちほどいたしますね。
とにかく、どんな台所でも空間をそつなく使って、 動きやすいワークスペースをつくりたいものです。
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やっぱり収納の使い勝手かしら? |
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わたしも収納の種類やその配置?とにかく収納に関することだと思うわ? |
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お二人とも惜しいですね。確かに収納に関することも大変重要なことなんですが、 それ以前におさえておかないと、いくら使い勝手の良さそうな収納をいれても 台無しになってしまうことがあるんですよ。 |
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何かしらね? |
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・・・・。あー、分かったわ。大前提という位だから、動きやすさに必要な広さのことじゃないの? |
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そのとおり、大正解です。特に広さに余裕が無い台所では、 作業場としての使いやすさを優先して考えるべきでしょうね。 |
その後が収納。収納はしまうものの種類、大きさ、量、使用頻度を踏まえて、寸法、種類、出し入れ方法、位置を組み合わせていきます。
つまり、使い勝手に合わせた収納を選んでいくわけです。
特に、T様邸のように台所スペースに余裕が無い場合は、立体的な設計にも目を向けることがポイントです。
吊戸などの手の届きにくい場所や、天板と吊戸の間の活用方法については、 各社とも、思考を凝らしたオプション品を揃えているので、しっかり検討しましょう。
まとめますと、キッチン内部の動線を考えるには、
立ち回りに必要なスペースを確保すること。
それから
使い勝手に合わせて収納庫を選ぶ。
ことが、ポイントですね。
そうそう、それと、もう一つ。
家事で最も多彩な動作をするキッチンの収納だからこそ、
しっかりプランニングにお付き合いしてくれる業者選びも大切ですよ。⇒こんな業者がおすすめ
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さて、T様邸では、キッチンを据え置く場所の奥行き方向に余裕が無かったことが問題でした。 |
わたしたちがT様邸の限られたスペースで、いかに作業スペースを確保したかをご覧下さい。
リスクを受け入れ、デメリットを跳ね返し、メリットを生みだす。
まずは、リフォーム前の台所スペースを確認してみましょう。
部屋の奥行きにご注目下さい。1,830㎜です。
台所の奥行き寸法は、黄色の80㎜の間仕切り壁を取り除くと1,910㎜になります。
この奥行き寸法のなかに、新しいキッチンを以下のように配置したいのですが、
問題は、作業スペースです。
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作業スペースはキッチン本体と壁面収納に挟まれた部分よね。 |
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家電収納や、ダストワゴンを考えると、どうしても壁面収納は奥行き45㎝のものを選びたいのよね。 |
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そうすると問題は、キッチン本体の奥行き寸法ね。 |
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標準のシステムキッチンでは、奥行き寸法60㎝か65㎝のどちらかを選ぶのが一般的ですね。 |
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奥行45㎝の壁面収納と奥行65㎝の標準的なキッチンを組み合わせて置くと・・・ |
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作業スペースの奥行き寸法は、 |
191㎝(部屋の奥行き寸法)
-65㎝(キッチン本体の奥行き)
-45㎝(壁面収納の奥行き)
=81㎝になるわ。
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81㎝なら、けして広いとは言えないけど、作業スペースとしてはなんとか使えそうね。 |
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このプランならキッチンの下台の奥行は元のキッチンの55㎝に比べ10㎝も広くなるわね。 |
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天板はできるだけ広い方がいいからね。奥行65㎝で決まりね! |
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でも、チョッと待ってください。 仮に、もし、実際の工事で何らかの障害が出て、 予定の位置にキッチンが据え付けられなかったどうなるでしょう? |
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スペースがあるのに、置けないことなんて考えられるの? |
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たとえば、配管ができなければどうなるでしょう? |
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配管は床下を通すから床下の構造が問題になるケースもあるのね。 |
もし、キッチンが配管スペース分の10㎝ずれたら、作業スペースは10㎝減って71㎝となってしまいます。
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71㎝か。それじゃチョッと狭いわね。 |
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たった10㎝なのに、とても大きい違いになるのね。 |
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そうすると、キッチン本体は、60㎝のを選ぶことになっちゃうわね。 |
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そうすれば、作業スペースの奥行きは86㎝とれます。 たとえ障害で10㎝ずれたとしても76㎝はキープできますね。 |
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でも、せっかくキッチンを入れ替えるのに天板が5㎝しか広がらないのは、ガッカリね。・・・ |
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確かに、チョッとさみしいですね。何とかならないの? |
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それでは、こんなプランはいかがですか? 『コソコソコソコソ・・・・』 |
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それは、スゴーイわ!! |
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それなら、大賛成よ!! |
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Webリフォーム見学会1をご覧の皆さんは チョッと考えてみてくださいね。 |
どうリスクをかわして、満足できるキッチンにするか?
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T様邸では、奥行き寸法60㎝のキッチンを選んで、作業スペースを優先しました。 |
せっかくキッチンを入れ替えるのに、 もし、作業スペースの確保のために 天板の奥行きが狭くなるのは確かにさみしいことだと思います。
でも、T様は泣く泣く広い天板をあきらめたわけではありません。作業スペースが狭くなるリスクを避けるだけでなく、 奥行き60㎝の天板でも、十分満足できる代替案に賛成されたのです。
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それが、先ほど説明が尻切れトンボになっていた 『通常のカウンターとは少し違うところ』なんです。 |
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答えはね、天板の奥行きが狭くなった分を、対面ユニットのカウンターで補うことを提案してきたのよ。 |
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しかもね、ただ補うわけではないのよ。下の図をご覧になって。 |
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私がご説明しましょう。カウンターをキッチンの天板に覆いかぶさるように17.5㎝延ばしたのです。 こうすることで、作業スペースが狭まるというデメリットと施工上のリスクを回避し、手元スペースを広げることにしたのです |
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カウンターの奥行きは48.5㎝の幅にもなるのよ。 |
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それに、17.5㎝カウンターが延びると、外部から気になる手元への視線も遮ることができるの。 |
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つまりね、今回の提案をまとめてみると、 カウンターを延ばして、階層的に使えばこんなにメリットがあるのよ。 |
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まさに一石二鳥、いや、一石五鳥ね。 わたし的には、対面式のオープンキッチンなのに、 手元への気になる視線を遮れるのが、とっても気に入ったわ。 |
こんなにお喜びいただけてありがとうございます。いかがですか、こんなカウンター。
チョッと一休み
T様邸では、キッチン前のカウンターを階層的に利用することで、作業スペースは何とか確保できそうです。
でもそうはいっても、86㎝。実際には、1㎝でも広くとりたいものです。
それには、実際の工事の際にも気を配る必要があるんです。
舞台裏をお話しましょう。
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作業スペースを少しでも広くするには、キッチンセットをできるだけダイニング側によせる必要がありましたね。 |
それには、給排水配管をできるだけ ダイニング側に寄せなければなりません。
一見、配管工の作業の結果次第に思えますが、そんなに単純ではありません。
T様邸のように、解体時の状況によって配管や床組に影響が出そうな場合は、
関連する職人さんには合い番で(一緒に)作業してもらいます。
今回のような場合は、大工さんと配管屋さんですね。この二人が息を合わせて、床組みと配管作業をするからこそ、スムーズで、仕上がりも良くなるわけです。
もちろん、弊社の職人さんたちの息はピッタリです。
無事、床暖房が敷設してあるダイニングの床ギリギリまで配管を寄せることができました。
床養生をしてある部分がダイニングの床ですから、いっぱいいっぱいまで寄っていますでしょ。
床下地もしっかりでき、あとは、仕上げ材を重ね貼るだけですね。
リフォーム前
リフォーム後
最後までご覧いただきましてありがとうございました。動線の確保の仕方、いかがでしたか?
キッチンリフォームをする際、キッチンが作業場であることをすっかりお忘れになられて、見世物と誤解している業者やお客様がいらっしゃいます。キッチンリフォームの満足度は高価で綺麗なキッチンセットを並べるだけでは測れません。
せっかく高価なキッチンを入れているのに使い辛いキッチンを山ほど見てきました。
ここまでお読みいただいたあなたには、『激安』キッチンでも、『高級』キッチンでも、価格では、良いキッチンが作れないことをお分かりいただけたと思います。
リフォーム後何年も天板をスリスリしたくなってしまうキッチンを作るには、一所懸命考え抜くことが必要なんですから…。
住まいるパートナーでは、キッチンスペシャリストや建築士とともにキッチンのリフォームをすることができます。
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動きづらいキッチンの動線を直すと同じ家とは思えないほど使いやすくなりました。
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動きづらさに麻痺していましたが、ダイニング・リビングへの動きがスムーズになったのが良くわかります。
板橋区成増 H様
希望だった対面式は断念しましたが、90度向きを変えたこのプランの方が使いやすいことが良~くわかりました。
杉並区西荻 S様
『慣れ』ってこわいですね、今まで当たり前のことでしたが、もう元には戻れません。向きを変えるのだけでこんなに違うと思いませんでした。
練馬区東大泉 N様
カウンターを奨めてくださってありがとうございます。配膳、片付けが楽になりました。
新座市野寺 S様
奥行きが狭くてもシステムキッチンを入れられてうれしいです。作業スペースもバッチリです。
和光市新倉 W様
奥行きが狭いキッチンセットでも使いやすいワークトップに感動です。
など、できるだけご要望にお応えしてきました。ご相談お待ちしています。
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1983年に建てられたT様邸のキッチン・リビングの改装リフォーム工事を通じて弊社のキッチンリフォームについての取り組みをご紹介します。
単なるキッチンセットの交換と違う,チョッピリこだわったキッチンリフォームの様子をご覧下さい。
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