へーベルハウスの外壁は、幅30㎝、45㎝、60㎝の3種類のヘーベル板を縦使いにして組み合わせて横に並べていきます。ヘーベル板間とヘーベル板とサッシとの間は全て漏水を防ぐためコーキングでシールされていますが、コーキングの量は外壁がサイディングの住宅に比べ約5倍以上にもなります。
コーキングは経年劣化するため築後最初のリフレッシュ工事の際には、手直しが必要です。
窓等の開口部周りはシリーズによって、脱着可能なシャッターレールや化粧額縁、面格子等の部材が取り付けられています。これらは、コーキングとの取り合いギリギリに設置されており、コーキングの補修作業の支障となるため、一旦撤去し、作業完了後、再取り付けします。
窓回り部材はコーキング打設部分の埃や汚れをしっかり落とすために高圧洗浄の前に撤去します。
下は上げ下げ窓の化粧額縁の撤去の様子です。
シリーズによって設置の仕方が違うので、脱着にはコツが要ります。
縦の額縁を外し、
続いて上、
下と外していきます。
これで撤去完了です。
同様に、シャッターレール、面格子等も取り外します。 これらは清掃して塗装作業完了後に再取り付けします。
業者の中には、化粧額縁やシャッターレール等の窓部材は外さず、塗装しかしない業者がいますが、コーキングの状況確認と手直しは必要です。
以下をご覧下さい。
化粧額縁を外した窓の上部を拡大したところです。
築後15~18年程度経過すると窓の周囲にもたいていこのようなひび割れが確認できます。
下の写真もご覧ください。化粧額縁を外す前と撤去したところを並べてみました。
窓上の化粧額縁はコーキング部分を覆うように付けられているので、窓上のコーキング補修は、化粧額縁を付けたままでは適正にできないのがお分かりいただけると思います。
また、化粧額縁を付けたままでコーキングを打設すると額縁と躯体がコーキングで固着し、切り取らないと外せなくなり、額縁は塗料とコーキングで汚損されてしまいます。
下の写真は別の現場ですが、初回の外装リフォームの際にシャッターレールを撤去しないままコーキングが打たれています。
このようなやり方をしてしまうと、額縁に隠れた部分のコーキングが補修されないことになり、それが原因でコーキングの劣化が進んで雨漏れにもなりかねません。
ですから、以下のように窓周り部材を外してしっかり増し打ちすることが肝要なのです。
シャッターレールの中には電動シャッターなど、レールに配線が組み込まれているものもあるので慎重な作業が必要となります。
サッシ周りの部材の撤去が終われば次は建物洗浄です。
『ヘーベルハウス フレックスⅢ 外装リフレッシュ工事 』
『3.化粧額縁・シャッターレール等 窓周り部材の撤去作業』をご覧いただきましてありがとうございました。
この続きは『4.建物高圧洗浄編』をご覧下さい。
以下では『ヘーベルハウス フレックスⅢ 外装リフレッシュ工事』の『作業の流れ』と『部位別ビフォーアフター』をご紹介しています。 ヘーベルハウス フレックスⅢにお住まいの方は是非ご覧下さい。
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旭化成ヘーベルハウス
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